社員を巻き込む!社内ルール浸透の2つのポイント
こんにちは!
ソリューションの堤です!
「社内ルールをつくったけど浸透しない」
「ルールが人によってバラバラ」
「それぞれが解釈してしまっている」
こんなお悩みはありませんか?
社内ルールは規定に書かれていても形骸化してしまったり、現在は使用されていないなんてことも・・・
時代の流れがはやい昨今では社内ルールの変更がはやいに越したことはありません。
しかしそこで課題となってくるのは“社内ルールの浸透”。
いくら良いルールをつくったしても、実行されなければ何の意味もありません。
今回は弊社で実際に行っている、組織ルールを浸透させるための取り組みを3つご紹介いたします。
①経営計画書をつくる!
“経営計画書”という言葉から皆さんは何を想像するでしょうか。
年間の目標数字や、営業スケジュール・・・
など数字にまつわるものが載っているイメージがあるのではないでしょうか。
それも確かに重要ですが、中小企業様からよくお聞きするお悩みは
「社長の想いが伝わらない・・・」というお声です。
だからこそ、経営計画書には数字やスケジュールといったものだけを書くのではなく、理念や経営者の想い、会社として大切にしてほしいこと1冊にまとめてほしいのです。
弊社の経営計画書はこちら!
ほこあすという名前を付け、(由来は理念の“誇りが明日をひらく”の略)全社員が持ち歩いています。
載っているものは、休暇申請の方法や連絡方法やビジネスマナーといった社内ルール、そして理念、ミッション、ビジョン、弊社の歴史、今期のテーマや方針といった会社として大切にしてほしいことが書かれています。
これがあるからこそ、いつでもルールが確認でき、人によって基準が違う・・・ということを避けることができます。
しかもこの経営計画書は社長や幹部陣だけが作成するのではなく、それぞれの強みを活かし、数名の社員に協力してもらい完成しています。
本という形にする中で
「これって本当に必要なルールなのか?」
「意外とこのルールがあいまいだ」
とこれまでの社内環境の見直しにも繋がりますので、
社員を巻き込むことで、協力してくれた社員の当事者意識が芽生えます。
経営計画書のページの終わりに「○○作成」と書いてあるので、社員側も「この人はこの分野が得意なんだな」と知るきっかけにもなりますし、質問するきっかけになります。
「つくるとしたら、どんな内容を載せたいか?」をぜひ想像してみてください!
▽経営計画書の作り方のポイントはこちら!
➁経営計画書の読み合わせ
経営計画書を作って一安心・・・という訳にはいきません。
次にぶつかる壁は「せっかく作ったのに読まれない・・・!」という問題です。
「だったらつくらなくてもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、経営計画書をつくる上で得られるものは“全社員で共通認識を持てる”ことです。
だからこそ会社側として「全員で経営計画書を読む時間」をつくる必要があります。
弊社では毎月1回、1テーマを取り上げて45分間、全社員で話す機会を設けています。
まず最初に当日のテーマのページを音読します。その後トークテーマを設け、3名ほどに分かれてディスカッション。
最後にそのディスカッション内容を全員で共有し、経営計画書から学んだこと、自分が取り組むべきことを決め、書き込みます。
内容の理解だけでなく、経営計画書を読んだ後に自分はどんなアクションをするのか?ということを決める時間も設けられているので、行動の変化が明確にわかります。
この時間があることで
・あまりこのページは読んでいなかったな
・自分が思っていた認識と違っていた!
・これは自信を持って言える
など参加している社員は自分自身の振り返ることができます。
そしてこの経営計画書を読み合わせを運営してるのは経営者ではなく、社員が行っています。
だからこそ社員は“当事者意識”を持って経営計画書を読んだり、考えたり行動するきっかけとなります。
社内ルールや経営計画書をつくっただけになっている・・・という方はぜひ「全員で経営計画書を読む機会」をつくってみてください!
以上が社内ルールの浸透で大切な2つのポイントでした。
少しでも参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!