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中小企業がぶつかる“第二創業期”の壁
企業のライフサイクルとは?
零細企業から成長期を経て、やっと会社らしくなり、社員数30名前後、売上10億円未満の 『いわゆる中小企業の経営者』多くが必ず直面する課題に、売上の停滞や低迷があります。
経営者としては、更なる安定成長・発展のための具体的な方策を、常に考えるわけですが、企業安定度の目安とも言われる「売上10億円」を超える企業は、全体の5.3%(※1)つまり、約19社に1社にすぎず、安定した企業成長には、新しい企業経営のメソッドが必要となってきます。
(※1:中小企業実態基本調査 / 令和3年確報(令和2年度決算実績) 確報
3.売上高及び営業費用 (4)産業別・売上高階級別表 1)法人企業
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実は、市場や製品にライフサイクルがあるように、企業にも、【創業期】【成長期】【安定・成熟期】【衰退期】という4つの企業のライフサイクルが存在します。
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自社は今どの時期にいるのか、考えてみましょう。
その基準として中小企業が成熟期から衰退期へ向かうシグナルは、次のようなことがあります。
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経営者として何も手を打たないままに、衰退期に入ってしまえば、多くの企業と同じく、そのまま衰退の一途をたどり、その先には間違いなく、【倒産・廃業】という結末が待っています。では、そうならないために必要なこととは何でしょうか。
衰退期における経営者の孤独
■見えない「社員数30人の壁」の正体とは・・・?
また衰退期へ向かう5つのシグナルと同様に、中小企業において多くの経営者が直面する課題に、『社員数30人の壁』あるいは、『売上10億円の壁』と呼ばれるものが存在します。
この壁にぶつかっている組織の経営者は、目標に向かって一体感を感じていた、創業期の状態とは程遠く、社員のベクトルはバラバラ、今にも組織が空中分解してしまう感覚で、人を採用しても、その分離れていく社員が出るということの繰り返しを経験しています。まさに見えない壁にぶつかっている感覚でしょう。
くわえて、売上も伸び悩み、組織全体としての停滞感を感じつつも、新しい打ち手に挑戦できるほど経営者に時間の余裕はなく、組織の人数の限界を強烈に感じる時期が必ずといっていいほど訪れることが多いです。組織のこの状態に対して、手を打つことを怠ると、内部崩壊といったことも起こりかねません。
組織の問題は、実にさまざまな形で現れます。
離職問題のように、社員の不満が分かりやすく顕在化することもありますが、その多くは、社員同士の馴れ合いやぬるま湯のようなマンネリした雰囲気、現状に満足している社員に対するなんとも言えない物足りなさ、のような「なんとなくの経営者の直感」として、社員に不満を感じることも増えるでしょう。人数は増えたものの一体感や団結力には欠け、組織が肥大化している感覚を感じる経営者も多くいます。
この状況を打破すべく、社員を教育しなければ!右腕を育成しなければ!と様々な社員研修を実施したり、経営者さま自身も、経営セミナーや経営者勉強会を受講するものの、手ごたえを感じることは少なく、経営者としてのリーダーシップや能力・経営者の資質といったことにすら、悩んでいる方がとても多いのです。
実は、このタイミングで何に着手するかで、不安やストレスを一人で抱えた「孤独な経営者」となってしまうか、組織一丸力を活かして持続成長する企業に成長するのかの分岐点になります。
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外部環境の変化
一方、私たちを取り囲む外部環境の変化にも目を向けなければなりません。
これらの変化は、企業経営においてもどうやっても避けることは出来ません。
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これまで以上に、経営にはスピードが求められ、今まで通りのことをやっていては、顧客から支持され続けることはありません。
『最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。』 というダーウィンの言葉通りです。人数が増えた組織では、いかに経営者が優秀だとしても、ワンマン体制だけでは、変化への対応が追い付かなくなるというのが、実は『見えない壁の正体』なのです。
成熟期から、第二成長期に入るには、『社員が自発的に』情報収集や情報交換をし、知恵を集結させながら自らでなされるべき事を見出し、改善を重ね成果と結果を出し続け進むことが出来る『実行力のある組織作り』が必要です。
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