“活気がある組織”こそ、注意すべきこと【情熱社長倶楽部】VOL.156
平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。
6月がスタートし、今月が終わると
2022年は折り返しになりますね。
本当に、時間が経つのが早いなと感じます。
さて、今月は私の経営者としての仕事のひとつに、
「全社員を対象にした、四半期に1度の個別面談」があります。
毎年恒例で実施しているこの面談ですが、
その中で私が社員に必ず伝えていることがあります。
それは、
①自らの“本来の役割“”は何か?
会社や個人の人生ビジョンを実現するために
今期担うべき役割は何かを再確認します。
②今“集中すべき仕事”ことは何か?
年間の目標計画と、それらの進捗に対して、
逆算して今やるべきことが何かを再確認します。
③どこを見て仕事をするのか?
社内や社外など、どこに意識を向けて日々働いているのかを
再確認します。
以上の3点であり、
迷っている部分や不明な部分があれば明確にしていきます。
6月という時期は、4月から新しい期がスタートし、
新卒が入社してから3か月というタイミングですので、
社内では、新しい役割に慣れはじめているメンバーと、
まだまだ対応しきれていないメンバーとで明確に分かれてきます。
そのため、問いかける項目としては
当たり前のことかもしれませんが、
【再確認】の意味を込めて、
上記3点を伝えるようにしているのです。
新卒1年目は、社内のことやお客様対応など、
分からないことや不安が多いからこそ、
それらを解消するために、
積極的に上司や先輩に時間取りにいきます。
メルマガで何度もお伝えしているように、
そのような新卒1年目の一生懸命な姿勢が
他のメンバーに勇気と元気を与え、
結果として、組織が活性化していくことも事実です。
しかし、ここで気を付けなくてはならないのは、
「活気が出ている組織状態」と
「上司や先輩が本来の役割を全うすること」は全く別物
だということです。
というのも、上司や先輩の“本来の役割”は、
新卒1年目を育成することだけではありません。
弊社でいえば、
組織にお悩みを抱える経営者様に真摯に向き合い、
自社のサービスを通じて解決に導き、
伴走者として、目指すべき未来を共に創り上げてくことが
“本来の役割”であり我々の仕事です。
6月というこの時期は、
「新卒1年目を育成しなくては」
という責任感が強い企業様であればあるほど、
社内の育成ばかりに意識が向き、
本来やるべき仕事への動きが
鈍化してしまうメンバーが多くなる時期でもあります。
どれだけ、組織が活性化していても、
本来の仕事である“お客様”に時間が使えていなければ、
当然、会社の成長は止まってしまいます。
だからこそ、6月というこの時期に、
メンバー1人ひとりに“会社として目指すべきもの”や
“本来の役割”に気づいてもらい
組織としてしっかり加速できる場をもうけています。
“マネジメント”という言葉は
「管理する」と意味があると思いますが、私はそれ以外にも
「1人ひとりが目指すべき目標や目的を
実現するためのサポート」
という意味があり、
それが最も大切なことなのではないかと考えております。
会社の成長は、
経営者や幹部の方々だけの頑張りで決まるのではなく
社員様1人ひとりの成長が大きく影響します。
是非、社員様が“本来の役割”に気づき、
それらを最大限のパフォーマンスで実践できる環境を
つくりあげていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長友 威一郎
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