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algo2020
最初から見てきた先生が退職する寂しさと決意
正直言うと、目を疑ってしまった。
20代の先生が異動ではなく、退職してしまったのだ。
彼女はまだ大学生だった頃から、知り合いで僕が「教員支援やりたいんだ」という話をした時に、「良いですね!私が先生になった時にお世話になるかも!」みたいな話をしたこともある。
そんな彼女は何のご縁か、先生になった時に僕の次男の担任の先生となった。
「まさかって思いましたよ」
「いやいや、こちらこそ。よろしくお願いします」
そんなやり取りがあった。
月日は流れ、もう5年以上もの時間が過ぎた。
彼女は6年生の担任だった。
僕の次男も6年生だった。担任している組が違うけど、また顔を合わせることが多くなった。
「最近どうですか?」
「いやー、立派に先生やっています」
笑顔で対応してくれていた。
卒業式が終わって
「そろそろ異動の時期かもなぁ…」
なんて思っていた。
ところが退職って書いてあった。
正直本当にビックリした。
いろいろ考えて、熟慮の末に出した結論だろうと思う。
でも、僕はここで「彼女が悩んでいることを受け止めることができなかったのかもしれない」と本当に思った。
教員支援をやっているのに、こんなに身近な先生を救えなかったのではないか?
本当にモヤモヤという気持ちがあった。
でも、きっと、もっとやりたいことができたんだろう。
人の人生とは分からないものだ。
僕のことを教えてくれた先生もそうだろう。
パソコンを教えたんだから、パソコンに関連する仕事に就くだろうって期待があったかもしれない。
でも、今はまったく関係ない教育の仕事だ。
※もちろんパソコンは使ってるけど。
それは周りからのエゴ。
本人が決めたこと。
僕はそれをどう受け取るか?しかできない。
自分は自分にできることを精一杯やる。
そんな気持ちを持って、4月がスタートするのであった。
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