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夢みる小学校は最高なのか?

こんばんは、ソルティーです。

今日は夢みる小学校についてです。


  • 子供たちがイキイキした顔している!

  • 楽しそう!

  • 通知表もない!テストもない!

などなど、いろんな良いレビューがたくさんありますね。


たしかにここでは子どもたちの自由が尊重されていて、自ら考える教育となっています。

ですが、それは本当に良いのでしょうか?ということについて改めて考えていきたいと思います。

※ちなみに批判したいわけではなく、夢みる小学校みたいな学校があったら良いなと思いつつ…の話です。


自由には責任がつきまとう

自由を尊重する!ということを大切にしたいと思っている大人は多いと思います。

でも、実際、自由を尊重するっていうのはすごく難しかったりします。

自由と責任は表裏一体に近いものです。

トラブルも発生しやすいし、怪我もしやすいかもしれない。

それに「自由にやっていいよ!」って言われても中々動けない子もいるのは事実だったりします。
※T-KNITも極力「自由で良い」スタイルですが、動き出せる人はなかなかいなかったりします。


通知表も、テストも作られた意図があるものです。

その意図を見ることもなく、「良いかも!」という良さそうな響きのほうに進み、簡単に廃止してしまうのはとっても危険なことだろうなって思ったりします。


大人だけが良いと思わないように気をつけたい

ある体験話ですが…

夢みる小学校を見たとある親子の映画を見た後の感想です。

「とっても良い学校だったね!行きたくなった?」と、私は長男に声をかけました。ですが、長男は「この学校には行きたくない」と言ったのです。
「どうして?」と私が声をかけると、「この学校は何でも自由すぎる。もっとちゃんと教わったりしたいもん」と返ってきたのです。
夢みる小学校が良いと思っていたのは私だけで、子供はそうは思ってなかった。大事なのは「子供自身が選択できることだったんだ!」と気付かされました。

このように大人だけが「良い!何がなんでも行かせたい!」って思うのは自由ですが、それを無理やり連れていくような真似をしてしまっては、結局、親のエゴになってしまうんだなと。

この学校の様子を見せて、子供自身に選ばせる権利を与えるということは本当に大切なことなんだなと思ったりします。


夢みる小学校は最高ではなく、学校の特色の一つ

夢みる小学校で紹介された学校は、たしかに今の既存の学校ではできないようなことのオンパレードのように見えるかもしれません。

でも、これは学校の特色の一つに過ぎない。


本当に大事なことはこれが公立の学校としてできるんだよっていう可能性の話として受け取ることなんだろうと思うのです。

「できない」と諦めるのではなく、「できるかも」と思わせてくれる映画。


捉え方をもう少し広げて、自分たちの学校では何を大切にしたいのか?を話し合う題材の一つにしてみるとさらに面白くなるんじゃないかなと思います。


ちなみに夢みる小学校に通わせていた親御さんとの対話会に参加したレポートもあるので、ぜひご覧ください。


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