プロフィールを作る④:自分のせいで先輩が怒られた話
こんばんは、ソルティーです。
最近のnoteはプロフィール作りをするために過去の話を出しています。
前回は親の願いを叶えるために、「普通になってほしいという願い」を叶えるために、仕事場を辞めるにやめられない、そんな状態になっていたという話をしました。
そんな私がどうして仕事を辞める決心に至ったのかというお話を今回はします。
おかしくなる自分の身体
うつ病と足の不調
仕事に行きたくないと思いながら、無理やり仕事場に向かい、そして朝から次の朝まで仕事をする。
そのような仕事の仕方をしていると、うつ病に近い症状が出てきました。
その当時ではうつ病というものは、なんとなくみんなの中で認知されている程度で、「うつ病なんて根性で乗り切るもの」という雰囲気が残っている時代でした。
だんだん足の痛みが出てきて、仕事をしていても眠い。
足の痛みは病院に言っても分からず原因不明。
「病気じゃないよ」と医者に言われる始末。でも、痛いもんは痛い。しかし、どうにもならない。
寝るというより気絶する自分
そして一番困っていたのは仕事の最中に気絶をするというもの。
自分としては起きているつもりなのに、いつの間にか気を失ってしまう。
「お前は本当にやる気があるのか、
やる気がないんだったら、今すぐこの仕事を辞めてもいいんだぞ」
というような言葉を投げかけられる毎日。
巷でよく聞く眠眠打破とか、ミンティアとか、 カフェインの過剰摂取とか、あらゆる手段を使いました。
しかし、眠い! もう起きていられない!!
そんな状態でした。
体はどんどん不調を起こし、多くの人に迷惑をかけながらも、仕事はなんとか続け、なんとか必死に食らいついていました。
自分のせいで関係ない人が怒られるのは辛い
自分のためを思って怒ってくれる味方
そんな姿を見かねて、そのプロジェクトリーダーである先輩が
「まぁ、あまり無理しすぎるなよ」
というような声をかけてくれました。
いつも怒っているような先輩ですが、それでも怒るのは僕のことを成長させようと思って怒ってくれる。
怒られるのであれば、この人だったら許せる。そう思える人でした。
逆にこの人が会社にいなかったら、自分の精神はおかしくなってしまうんじゃないだろうかと思うような時もありました。
大事な時に気絶する自分
ところがある出来事が起こります。
東京の本社から取締役がやってくる。
みんな、ミーティングをするために、 狭い会議室の中で全員が集合しました。そして、今の進捗状況 や、今後の対策などを打ち合わせる会議が始まり、僕もその中に参加したのですが…。
なんとそこでも僕は気絶をしてしまったのです。いつものように起きているつもりなんですが、起きていられなかった。
「ちょっと残れ」
会議が終わった時、取締役から呼び止められました。
「こいつは俺の話を全く聞いていなかった。
会議に全員が参加しているのに、こいつは寝ていた。
こんなやつは必要がない、 今すぐやめてもらったらいい」
というようなお話でした。
身に覚えがなくとも、事実として、私は寝ている。
今のその症状や病気のことは、この取締役には全く関係のない話です。
怒るのも当然です。
しかし、その姿を見かねて、先輩が
「こいつもこいつで頑張っているんです。」
なんと、僕のことをかばってくれたんです。
それが、僕はとても嬉しかった。
ありがたかったけれども、その先輩の言葉を聞いて、 僕に向いていた矛先が今度は先輩の方に向きました。
「お前がそんなふうに育てているから、
こいつがこうなってしまったんじゃないのか!!」
というように、僕の見ている目の前で、先輩が怒られ始めました。
僕のせいで怒られ始めた。先輩にとっては、全く関係のない話。
それなのに、僕が気絶をしてしまうせいで、先輩が怒られている。目の前で、ただ何もできず、僕は見ているだけの状態。
自分の存在が迷惑になるのなら…
さすがに自分のことは我慢ができても、他人のことを我慢できるっていうほど、 僕は無神経な人間ではありませんでした。
すぐにその日のうちに先輩に相談し、「やめようと思う」というお話をさせていただきました。
「あんな話、気にすることはない」
と先輩は言っていましたけども、僕にとってはここで辞めなかったら、 先輩だけではなくて、周りのチームメンバーなどにも大きな迷惑がかかる。
半年以上もこのうつ病と向き合ってきて、みんなに迷惑をかけて、定時で帰らせてもらって、周りからあまりいい感じで思われてなかった。
そんな状態で、さらに迷惑をかけて、仕事を続けるっていうのは、周りにとっても自分にとっても不幸なことなのではないかと思って、やめる決心をしました。
もちろん、やめるということで、僕の心は非常に軽くなりました。もう続ける意欲も尽きかけていたんだと思います。
しかし、普通ではないというレールを歩き始めたということは、そこに大きな不安が残っていました。
本当にこの先自分だけでやっていけるんだろうか?
次は、この仕事じゃない仕事というのは、一体どのようにして見つければいいのか?全く想像がつきませんでした。
今までは、学校があり、その学校のレールの上をただなぞっていれば、ステップアップして、ちょっと頑張れば就職が決まる。そういう風に考えていました。
でも、そこからもう自分は降りてしまった。
そうすると、 次の仕事というのは、一体どのようにして探せばいいのか、どのようにして見つければいいのか、全く自分では想像がつかなかったのです…。