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人は何度でも変われる。その人の今を見る

今日は自分で話したのですが、とても大事なことだと思ったのでメモします。

T-KNIT正会員コミュニティ『ティーチャーズアソシア』はニックネームであり、イラストでその人がなんとなーくしか分からないようにしています。

それは『その人の心を見て欲しいから』です。


なんでそんな回りくどいことをしているの?って話を今日はして、「他に話してないんですか?良い話ですね」と言われたのでブログにも書いてみようと思って書いてみます。


そもそも、僕が『心』を大事にしようと思ったキッカケのエピソード

いつでも会える家族みたいなオンライン仲間

僕は中学生の時、不登校であんまり人と付き合ってきませんでした。
そんな僕が高校からハマったものがオンラインゲーム。

当時はガラケーで全然、良いものではないと思いますが、「ゲームで世界中の人とと交流する!?」みたいな驚きがあったものです。


そこから知り合った仲間とパソコンでできるオンラインゲームへと移行します。

レベルが低かった僕に、周りの仲間たち、特にリーダーのギルドマスター(GM)さんが一生懸命レベル上げに付き合ってくれました。

いろんな雑談をしながらのレベル上げは本当に楽しく、どんどん絆が深まったものです。

仲間たちとの交流も毎日行われ、ログインしたら誰かいるという状況なので「今日も誰かいるかな?」という気持ちと共にゲームを起動するのが本当に自分の中のゲーム人生ではあり得ないことでした。


みんなで会うことに

僕のレベルもすっかり上がり、副ギルドマスターという役職をもらった辺りで「みんなでオフ会しようぜ!」みたいな声があがってきました。

僕はすごくワクワクしたと同時に、茨城以外に出たことないし、電車も使ったことないし、すごく不安な状況でした。

東京は危ないところというイメージがその頃にはあったので、

「うまくできるかなぁ」「なんか恐ろしい」「金とられるんじゃ」みたいな不安がありつつも、みんなと直に話したい欲求のほうが勝り、出てみることに。


「殺される!」みたいに思っても仲良くなれる

GM「居酒屋で待ってるからよ、着いたら連絡しろよ」


というメッセージと共に場所が送られてきました。

不安がまったく的中することなく居酒屋に無事着いて、ガラッと開けるものの、それっぽい人がいない。

なんか目の前に頭スキンヘッドで、入れ墨入った変な人おるし、奥はおじいちゃんかおばあちゃんやし…


「どこにいるんだろう?」って思いながら、居酒屋を出て、もう一回電話かけることに。

僕「あの…着いたんですけど、どこにいますか?」

GM「え?居酒屋開けたらすぐ目の前に居ただろ?もう一回開けてみろ!」

GM「おぅ!ここだここ!!」

写真はイメージです。

見た目、どう見てもヤクザにしか見えないスキンヘッド。お前か!!(笑)

見た瞬間、「殺される!生きて帰れない!!」って思ったりしました。

GM「何ビビってんだよ、ほら、何食うんだ?」


まさか、そんな人だとは思ってなかったのですが、今までオンラインで触れ合ってきた仲間だと思うと、自然と話せるのでした。

結局、居酒屋でめっちゃ食べて、飲んで…、みんなではしゃいだ後、その人の家で寝ることに。

GM「ほら、布団はあんまりねぇからよ。俺はソファで寝るわ。じゃあな」


なんだ、このヤクザ、神か。


帰る前に過去の経歴で見る思い込みが外れる

んで、どうしても気になったので、聞いてみました。

僕「な…なんかヤクザみたいな格好ですね」
GM「あん?そう見えるかもな。この間まで務所ってたからな」

僕「え!?刑務所!?なんかやったんですか??!」
GM「あーー、まぁ、人をぶっ殺ししちゃったんだわ。俺も悪いところあるけどよ、あいつも相当だわ。でも、罪は罪だからよ」

僕「ま、マジすか…」
GM「でも、気にしないで話せるのは良いもんだな。これからどう生きるか考えなきゃならねぇ。今は遊んでるだけだがよ。」


そんなやり取りの後、普通に茨城に帰って、またいつものオンラインゲーム仲間としてやり取りするようになりました。


このエピソードで僕が考えたこと

過去の経歴ではなく、その人の『今』で見る

僕はGMの過去を怖いと一瞬思ったりしました。
でも、ギルドマスターの今までの優しさや、暖かさを感じた。

  • レベル上げを手伝ってくれたこと

  • 雑談をしたこと

  • オフ会で笑いあったこと

  • 布団を僕に貸してくれたこと

  • 過去の話をしてくれたこと

これぞ、その人の今を見るってこと。これがなければ、いつまでも過去に縛られてしまう。

僕たち人間は日々成長しています。昨日できないと思ったことが、明日はできたり、できなくなったりしています。

だから、『今』のその人を見る。

過去にとんでもない経歴を持ってたとしても、何か不都合なやり取りをして、喧嘩になったとしても…

その人の今をしっかり見つめてあげることは自分からはできる。だったらそうしようって思ったし、T-KNITの正会員はそういう人間であって欲しいと思ったのです。


人を第一印象で判断しない

僕はヤクザっぽい人は避けてきました。いや、普通だったら避けるでしょう。

でも、その人と仲良くなれた。それはオンラインという場で、そういう人だって知らなかったから。

肩書や、顔も経歴も…仲良くなるためには関係ないんだ。逆に邪魔になったりする。


だから、アソシアでは、最初、ニックネームでイラストでをルール化しています。

そうすれば、きっとその人の心を感じ取ってくれるから。


見た目も年齢も肩書も経歴も関係ない。
その人のありのままを見つめて欲しい。

そんな想いを込めています。


たまたまその想いを聞いてくれた人がいたので、今日はそんな話をしてみました。

聞いてくれてありがとう(*^^*)

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塩畑貴志(ソルティー)
全力で教員支援の活動を無償で行っています。記事の購入代や、クリエイターサポートで応援していただけると本当に助かります! どうぞ、応援よろしくお願いいたしますm(_ _)m