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断捨離で11年前の娘と仲直り

私は以前は、自然派という名目のもとに、大したお化粧もせず、着る物もかなり無頓着でした。

そんな私に、中学生になった娘は、もっとオシャレをして欲しいと要求してきたのです。

私が学校に行く事がわかっている日は、事前の服装チェックも厳しく、

それでも、納得いかない娘は、学校で会っても知らん顔。

「この人とは他人です」という態度を貫いていたのです。


娘の要求にこたえていないくせに、私はそんな娘の態度が不満で、知人に愚痴をこぼしたものです。

理解ある知人は「お嬢さんはよほどお母さんのことが好きなのね!」と言ってくれました。

そう言われて、私もハッとし、そうかも、とは考えたのですが、だからと言って、自分がおしゃれする気にはなりませんでした。


何故かしら?

私は無意識に、自分の回りに視えない壁を立て、バリアを張って、何かを守っていたのです。

何を守っているかも知らず、壁を立てている事にも気づかず、

ただ、日々の生活で作った思い込みがそうさせ、視えない何かから身を守るその壁が邪魔をし、娘の愛を受け取る事を拒んでいるのでした。

無意識の世界なのです。


娘の注意勧告を何年も無視し続けた私は、娘が高校2年生くらいまでは、文化祭など遊びに行っても、娘とは会話をしてもらえませんでした。

昨年の5月にアクセスバーズに出会い、約1年。

私がバーズを流した方には、小さな面白い変容が起きる事が多々あり、アクセスバーズの不思議さに驚かされています。

おそらく、皆さん、視えない世界のバリアが外れると、面白い現象が起こりやすいのですね。

そして、私自身も、気づかないうちに少しずつ変化していたようです。


誰かを綺麗にすることが大好きななっちゃんとのご縁が重なった事も相乗効果に違いありません。

「みくこさん、お化粧してプロフィール写真撮ってあげようか」

「みくこさん、もっと、こんな服着た方がいいよ」

と、言ってくれるなっちゃんのアドバイスを受け入れ、

新しいメイクをし、慣れない服を着て写真を撮られることは、少しずつ下がってきた視えないバリアを一気に降ろしたに違いありません。

そんな中、先日、断捨離中に、なんと、11年前の娘のリュックが出てきてビックリ!


11年前の東北の震災時、当時中学生だった娘が、次の災害に備えて準備した非難リュックです。

部活動でよく使っていたタオル・懐中電灯・アルミシート・生理用品・洗顔道具・紐など。。。

まるでタイムカプセルのように、時を超えて出現したそれらは、中学生の娘の姿を記憶から呼び起こし、

同時に、何回も切願された「おかあさん!おしゃれして学校に来てよ!」という声が聞こえました。

どうして、あんなにも訴えていた娘の願いを、私は聞いてあげなかったのだろう?
後悔の念で、涙が止まりませんでした。

やっと、あの頃の娘の愛を受け取る事ができたのです。


直後、25歳になった娘の誕生日祝い

待ち合わせのレストランに、まぁまぁオシャレして出向きましたよ。

「いつもと感じが違う!どしたの?いいじゃん!」

と、娘にお褒めの言葉をいただき、用意したプレゼント

おそろいのイヤリング(娘のはピアス)


素直に喜んでくれたのが、とっても嬉しかった♡

愛情のギフト&レシーブ&リレーションシップ

(自分で作った)妨げるものがないと、お互いに、なんと幸せな事でしょう




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