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探求テーマとライフミッションのつながり

こんにちは、日比です。

前回は、自分自身の探求テーマである「慈愛に満ちた関係」について導入をしました。

改めて、振り返ると

慈愛に満ちた関係とは、現在時点の構造 (対立など) を所与とせず、相互に合意できるより良い目的に照らして変容を小さく続けていくことで深く安心でき、広くありのままを認め合える関係のこと
※探求中のテーマなので、定義は動きますが、現時点ではこんな感じで考えています。

今回は、なぜこのテーマを探求していきたいのかの背景を、ライフミッションと絡めてお伝えしたいと思います。

今のところ私が思い描いているライフミッションは、

です。

このライフミッションには、私自身の小さい頃からの自分らしさや経験からくる願いが反映されています。それが何かをお伝えするために、少し私のこれまでを簡単にお話しさせてください。
※あくまでも、今の私が解釈している過去なので、今後の内省によって変化するかもしれません。

私は、愛知県津島市という場所で、教師の両親のもとで生まれました。父は、小さい頃から教育熱心で私の発達段階に合わせて色々な教育をしてくれました。母は、おおらかな性格で、どんなことも、やってみなよ大丈夫だよ、と自由に冒険をさせてくれたように思います。そんな父母のもとですくすく育った私は、保育園の頃から人よりも「できる」ことが多く、「できる」ことを褒められることに喜びがありました。そして、いつしかそれは、他者よりも「できる」ことが、人から認められ尊重されることであり、人と繋がれる方法だという形で強化学習されていきます。

人と繋がる方法自体は、高校時代の留学や大学進学などを通して、一定程度広がっていきましたが、相対的に人よりも「できる」場所を探し、そこでポジショニングすることでコミュニティの中で居場所を作っていくということは、自分自身の無意識に埋め込まれた方法論として大きくは変わりませんでした。

その状況が、強く危機に晒されたのが、女性が好きなのだという自分自身のセクシャリティを自認したタイミングでした。

「できる」ということは、私にとって何かしらのルールの中で相対的に秀でている状態を意味します。そして、当時は、育った環境から、「良い大学に行き、社会的に認められる仕事をし、結婚をして子供を持つことが幸せである」というのが「できる」の最終形だと考えていました。そんな私にとって、自分のセクシャリティと向き合うことは、急に社会からつまはじきにされるような感覚で、今まで当たり前と思って歩いてきた道のりから大きく外れることでした。

たまたま、社会に出る手前でインターンとして入り、その後就職したガイアックスという会社が、色々なことにオープンで、LGBTQの当事者やアライ*の人たちが多くいたため、私自身はその後、周囲に受容されながら時間をかけて自分自身のセクシャリティを受容していきました。ただ、どちらにせよ漠然としたレールの上を、あまり疑いもせず歩んできた私は、そこから社会的に「できる」ではない道を探さねばという焦燥感を持っていました。
(*アライとは、味方を意味し、LGBTQを理解し支援する人を指します。参考記事:https://jobrainbow.jp/magazine/ally)

ガイアックスが個人にミッションを大切にする会社なのと、少し休むタイミングがあったという環境要因も積み重なり、自分にとって人生で何を大切にしたいのか、何が幸せなのかを探求する道のりがスタートしました。その中で、私の中には、内面世界をありのまま表現したい、わかってもらいたいというエネルギーが強くあることに気づきました。

そんな思いを反映して、Reapraに入社した2020年4月は、「みんながすなおに自己表現できる未来をつくる」というライフミッションを持っていました。
※ちなみに、ガイアックスに入社した2016年4月には、「個人がワクワクして夢を追求し、個々の夢に向けて協力し合う社会を作る」と言っていたので、4年で個人的にはライフミッションの解像度が上がったし、今後も解像度に合わせて言葉は変わっていくだろうと思います。

そこからさらに内省を深める中で、深く安心できありのままを認め合える関係が私にとっては大切で、人生をかけて構築したいものなのではないか、もしかしたら他の人にとっても重要なのではないかと考えるに至りました。この思いを表現したのが冒頭で共有したライフミッションになっています。

そんなライフミッションを達成するのに、探求すると近づけるテーマが「慈愛に満ちた関係」なのです。

今回は思いを詰め込んで少し長くなってしまいました。

次回は、ライフミッションで表現している関係がどういうことなのか、を私自身の経験を踏まえてお伝えします!

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