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ゲストハウススタッフとしての醍醐味

私が働いているゲストハウスには小さいけど共用スペースがある。


本当に小さいので、ぎゅうぎゅうに詰めたら10人くらい座れるかもしれないけど、ゆとりを持って座れるのは6人。

1人だと広すぎるように感じるし、7人にくらいになると、とても狭く感じもっと広いスペースが欲しいと思ったりする。でも案外このくらいの気持ちがちょうどいい気がする。


この共用スペースは、時間や日によって雰囲気がかなり変わる。

誰かが動画を見ながら無言でご飯を食べてたり、ガッツリ仕事をしてたり、大学のレポートを音楽聴きながらやってたり、これからどこに行こうか雑誌を見ながら悩んでたり。たまたま居合わせた人と初めましての会話が始まったり。本当にいろんなシーンがある。
(たびたび人生の話を始めたり、移住したいや夢など熱い話をすることも日常茶飯事)



私はスタッフスペースにいるので、様子を見て話しかけたり、話しかけなかったりする。(いちおう働いています)



今日も、チェックインが何件かあった(ありがたい)

それぞれ目的があり、この土地に来てはいるけど、みんなゲストハウスという場所を楽しみにしててくれたことも伝わる。(初めて泊まる場所、日中と同じくらい過ごすことになる宿泊施設。それはいい場所であって欲しいと思うよね)


チェックイン後は個々に出かけ、外でご飯食べたり観光した後はこの共用スペースに自然と人が集まってくる。(特に今は緊急事態宣言でお店も閉まっているので増えた)

このゲストさんたちがが宿に戻ってきて、共有スペースに集まってくる時間帯もいろんなシーンがありとても面白い。


一気に会話が盛り上がったり、当たり障りのない会話で終わったり。

もちろん誰も共用スペースに来なかったりする日もある。



ただ、良い空間で一体感が生まれた時、私はいつも『この瞬間働いててよかったなー』と思う。(自分は何もしていない)


私はスタッフだけど、あまり存在感を出さないように働いている(これが良いのかはわからないけど、いちおう働いています)(2度目)ゲストハウスという場所はゲストさんがいて成り立つと思っているので、できれば自由に旅の拠点として、自分の居場所として、非日常として自分らしく使って欲しい。(前のゲストハウスのコンセプトもそんな感じだった、ゲストさんが主人公でスタッフはサポート役のような存在)もちろん日常として使ってもらえるのもとても嬉しい。(できれば、長期泊して欲しいし、ゲストハウスの楽しみ方は、住むように泊まるだと思ってるので)だからスタッフ側があれこれ言うのもどうなんだろうと言うのもあって、存在を消している。(裏ではちゃんとやってるつもりです)


今日3人のゲストさんに直接、


『ここを選んで良かったです。』『この場所は本当に落ち着く』『2店舗泊まったけどこっちの方が好き』と直接言ってくれた。

わざわざ言葉にしてもらえるのって本当に嬉しい。

中にはゲストハウスを巡ってる方も多く
この土地の中で『こんなに楽しかった場所はここだけ』とかこの場所の空気が合う方は言ってくれる(泣)


もちろん良いことばかりを直接伝えてくれるゲストさんばかりではないけど、全部を受け止め、次に活かすために、やはりゲストさんが直接伝えようとしてくれる言いやすいスタッフとして存在したいと思ってるので、なんでも言ってもらえるのは嬉しい。


今まで自分が働いている職場をいい空間にしようという意識は低く(店長とかマネージャーがするものだと思っていた。)「より良くするためには」とか聞かれたら考える程度だったのに今では自発的に考えている。


これも、直接伝えてくれるゲストさんがいるおかげだなと改めて思った日だった。



こんなことを日々感じれる職場にいるのは本当に素敵なことだなと思っている。いつまで働けるかわからないけど、残りの時間やはりより良くなるために最善を尽くしていきたい。




またあの場所に行きたいな。そう思ってもらえる場所であり続けたいなと思い、ほくほくしながら帰宅した、3月3日。


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夜中に書くので眠く文章も適当なので朝確認をしちょこちょこ修正いれてる(笑)

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