新月の夜に2023年を振り返り
2023年🏔ありがとう!
慣れた環境を一度離れてみる勇気、
そこで果たされた長年の夢。
舵をぐんと切ってみたら、こんなところで、と思うような辺鄙な場所で、のびのびと生きる人たちとの出会いも多かったこの一年。自分が想像もできないくらい、色んな人生があることを知った。
周りの人の顔がたくさん浮かんできて、やっぱり今の自分がいるのはみんなのおかげって幾度も思った年だった。
最近ふと、人生って繋がってるんだなぁとって思わされる瞬間が多かった。
大好きな友人と、カフェでナチュラルワインを飲んだその味が忘れられなかった…その4年後に、偶然にも、宮城にあるFattoria AL FIOREというワイナリーでのイベントに、知人のお手伝いで行っていた。そのワインが作られたワイナリーだったことに気がついたのは、つい最近のこと。
また、東京で『バンフアウトドアフィルムフェス』を見に行ったことがあって、その2年後にカナダに渡り、バンフの近くに住むことになったこと。
後ろを振り返ってみると、過去の出来事が繋がってることに気がついた。きっと、ほんの小さなことだったとしても。
その出来事の発端というのは、自分ではない他の誰かだったりする。人から直接教えてもらったり、行動を共にしてインスピレーションを受けたりして、ヒントをもらったりすることがあったはず。または、何でもない1日に交わす他愛ない会話の中で、その人の存在自体に、言葉に支えられることがたくさんある。これは心や物理的な距離には関係ない部分もあるのかなと思って、新年早々みんなに感謝が溢れてきた。知っている限り、一人一人の顔を思い出して、ありがとうと心の中で伝える。
人生を歩むとき、主観はじぶんだけど、本当はたくさんの人と共に歩んでるんだなぁと感じる。1人では歩んでいくことができない、自然界と同じ、大きな共同体のようなものなのか。間違いなく自分も誰かと関わっていて、影響を与えることだってあるかもしれない。だから、自分のものだけではない、自分の感覚を大切にしたい。そうやって誰かと人生が繋がっているのなら、私も繋がっている誰かに、インスピレーションをシェアできたらいいな。
今年は海外で暮らし始めて、余裕がなくてプツンと緊張感が和らぐと、涙が出てしまうこともあった。良い波がやってくるまで、色んな方法を試した。自分に原因や目的を問うてみること、好きな香りに任せて目を瞑り、心から感じてみること、そんなことをしているとはたまた自然がふと魅せる一瞬の美しさに惹かれる。道路脇に咲く小さな花、夕暮れ時の三日月、刻々と変化していく空の色。
なにかを乗り越えるための術というのは、その都度違う。年を重ねるたびに、その術を増やしていけたらいい。今年は、’楽しむ’という術を知った。単純そうで、大人になると難しくなる、馬鹿みたいに日常から楽しんでもいいんだよという許可。試しにやったら、楽しかった!大きく感じていた壁は、いつの間にか乗り越えて、なんだかんだ、こうしてるうちに、良い波は必ずやってくる。
職場はインターナショナルで、日本にいた時の環境と違い過ぎて、常識なんて、合ってないようなもの。そこにはどこかユーモアがあって、私はすごく好きだ。こういう世界が好きだなぁと思った。こうあるべき…と見えないルールに従ってた過去に気づき、古くなった価値観を簡単に取っ払えてしまう、今のこの特別な環境に感謝したい。
昨年から激化し止まない戦争、そこには大切な友人がいる。さらに新年からの日本で自然災害。この先何が起きるか分からない不安から色んな感情が渦巻く。私ができることって本当になんだろうと思う。いまいち腑に落ちるような回答が見つからずに、このマイナス30度の極寒の気候を生きることでバランスを保ってる、そんな感じがする。
とにかくどんな状況でも、生きれる術と気と身体を鍛えて、タフに生きたい2024。いくつになっても挑戦できるじぶんを、準備しておきたいな。できるだけ習慣づいたヨガを続けて、あらゆる方法で内を見つめることを続けていきたい。
ピッタリと思える言葉を選ぶのに時間がかかる、これも訓練かなぁと思いながら新月の夜につらつらと🌝🌿
ここまで読んでくれてありがとうございました
😌
読んでくれたあなたにとって、素敵な一年が送れますように。