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Solo(おひとりさま)+ Well(元気)=? #未来のためにできること
「自費介護」という言葉は、あまり知られていないかもしれませんが、「ヘルパーさん」を知っている方なら、少しは想像がつくかもしれません。介護保険制度の枠組み内では利用できないケアのことで、今はこの分野のお仕事が急増しているのです。
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自費介護の内容は、おそうじやかたづけ、荷物移動、ゴミの分類、外出同行、草むしり、スマホ設定、見守り、傾聴、生存確認、施設入退所サポート、救急搬送車両への同乗など、多岐に渡ります。その分野で専門に活動しているのが、パーソナルヘルパー「ソロウェる」です。
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申し遅れましたが、店主の私矢島は、バツイチで子供のいない寅年女です。「卵巣がんステージⅣ」というびっくり宣告をあっさりされて、未来が一瞬にして暗黒の中に取り込まれた、2022年秋。
「矢島さん、めまいがして動けない。冷蔵庫に何もないの。買い物へ行ってくれない?」
1本の電話が鳴ったのは、私が開腹手術を終えて退院し10日ぶりに帰宅した玄関でのことでした。
「ああ、脱サラして自営業を選択して良かった」。30cm超えの傷口の痛みもどこへやら。すぐに家を飛び出したのでした。
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がん宣告で一度は真っ黒になってしまった私の未来でしたが、お客様からのご依頼を通じて少しずつ色が加わりました。この9月で1年が経過し、今では色彩豊かな景色が広がっています。
がんになってしんどいことも正直ありますが、悪いことばかりではなかった、と思えるようになりました。
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開腹手術のあと抗がん剤治療が奏功。鋭意治療中。
未来のためにできること。それは、お一人お一人に合わせたお困りごとを解決サポートすることです。そして、1年前の私のように不安でしんどい時間を過ごされている方へ元気玉を送ります。
と、美しくまとめたかったのですが、実際には、治療費を稼ぐために治療を続けながら汗だくになって、もがきまくっています。この、生々しい姿をさらして締めくくりたいと思います。
がんサバイバーのみなさま、未来の自分のために、一緒に乗り越えましょうね。大丈夫大丈夫!
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