創作と模倣について

誰向け?


「クリエイティブ」に悩んでいる人
模倣が難しくてつまづいている人

模倣の難しさ

結論から言うと、

 ・「構造を真似すること」を飛ばして「意外な要素を持ってくる」「バズワードに飛びつく」に行ってしまう。その結果試行回数だけ増え、上達に時間がかかる。

・「構造だけ理解して終わっている」

構造は抽象度が高いので、教科書とかサンプル解説とか見ると「ふんふん、なるほど。分かった!」となりがちです。が、実は構造を理解した後こそが大変なんです。


模倣するには何が必要か

創作物 = (要素 + 構造)

要素は例えばリソース、自分のスキル、設備、音色、人材、素材、家具、単語など。

構造は要素と要素の関係性。やり方、プロセス、両者の関係性。

それらを作って問題、もしくは顧客にぶつけることで感情的価値
機能的価値、社会的価値が生まれれば成功です。

失敗しないためには(守の段階)

基本的な構造に馬鹿みたいに忠実になること
つまり、構造を理解すること。守がきちんとできるとスタート地点に立てる。ただ、これが非常に難しく、どの構造が崩れると「それ」にならないのかが判断できるのは、ある程度経験が必要になります。


オリジナリティを出し差別化するには(破の段階)


要素で意外な要素を組み込むこと。
普段持ってこない要素を外から持ってくる。
結果、似てない単語を持ってくることになり、それが面白さに繋がる。
ただし、外に出ないと意外な要素には出会えない。
なぜなら、専門分野内だけだと、似たような正解に行き着く。あの人センスあるね、と言われるのはここが境界線のような気がします。多分ほとんどの人が順番を間違えて、最初から面白いものを持ってこようとして「訳わからん」になる。構造を自分のものにする->面白い要素の順番を守るのは大前提だとして、どれだけ「面白い素材を普段から集めているか」が鍵になりそうです。

要素自体に面白いも面白くないも、役に立つ、立たないもない

要素そのものには「価値はあるともいえるし、ないとも言える」つまり、その要素を当て込める構造に由来するので、構造自体を理解していないと要素の良さを引き出すことが出来ないのです。

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