自粛中も楽しく美味しく‼︎国内の材料で安く作れる簡単なロシア料理(序章)
ニコライ神父の来航、ロシア革命に起因する白系ロシア人の亡命、終戦後の満洲引揚げ民や復員兵等の帰国等、明治維新以来の本邦に於けるロシア料理の歴史は幾度もの重要な局面を迎えて現代の形に至る。
一方、1917年の十月革命以降の本国に於いては貴族やお抱え料理人の亡命によるレシピの消失、内戦による国土の荒廃、計画経済の導入、中央アジアやカフカス、ロシア農村料理等諸民族料理の一般化、戦間期アナスタス・ミコヤンの指導の下行われた諸外国からの新技術導入(缶詰、アイスクリーム、ソーセージ等)