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「ほどけそうな、息」を鑑賞しました。

東中野のミニシアター「ポレポレ東中野」にて「ほどけそうな、息」「一瞬の楽園」を鑑賞しました。
「ほどけそうな、息」は児童相談所の新人職員が主人公の作品。子供たちを保護する為虐待の疑いがある親に向き合わなければならない葛藤が非常にリアルに描かれていました。この作品を見ていると、自分達が安らかに眠りについている夜に眠れない夜を過ごす親や子供たちが居ることを想像せずにはいられませんでした。そんな人達の為に自分ができることは何かないか、しかしそれは当事者の方達に求められていることなのか。ただそうした生活に困窮している人達が居るという現実を知ってスルーしてしまっていいものなのか。色々なことをこの作品を見て思いました。
「一瞬の楽園」はギャンブル依存症の青年と貧困状態の外国人留学生の女性の束の間の交流を描いた作品です。印象に残っているのは、狭い部屋に男女共に雑魚寝になっている留学生達の姿でした。こうした人達は本当に居るのだという事実を知ると、日々目にする外国人労働者の方達に対して背景を想像して接してあげたいなと思いました。

このように現代の社会問題について真剣に考えることができる2作品。是非ポレポレ東中野の劇場にてご覧になられることをオススメします!

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