歯、と言えば真っ先に思い浮かぶのは職業柄入れ歯である。私は介護職をしている。介護職の業務には口腔ケアがある。口腔ケアというのは自力で歯磨きを行えないご利用者様に代わり職員が歯磨きをして差し上げることだ。 もちろん歯磨きをする際は全員入れ歯ではないのだが、私が受け持つ重介護度のフロアにおいては入れ歯の方が圧倒的に多い。言うまでもないことだが、口腔ケアそれ自体のみを行えばケア自体が成り立つわけではない。通常、歯磨きをし車椅子からベッドへ移乗してからオムツ交換を実施する。この流れを
少し汚い話になってしまうかもなので、不快に感じた方が居たらすいません。 最近風邪気味であり、熱が出たりしたわけではなく徐々に快方に向かっているのだが気を抜くと咳込んでしまう。ご時世柄周囲の目が気になる。 咳込んでしまうと、周りの人が咳を立つ。 自分が咳込んだこととは直接関係が無いかもしれないが、罪悪感を感じる。こういう時に限ってマスクの紐は切れてしまっていて使えない。 イエローモンキーの歌詞に「人様に迷惑とコーヒーだけはかけちゃいけない」とあるが、流石にコーヒーを人に掛けたこ
昨日、田端さんという方の株式投資に関する動画にて落合陽一さんがJASDAQの上場を取りやめる判断をした件について触れていた。 田端氏曰く、多額の資金を出資してもらい上場を果たしたわけだから撤退する際はもっとちゃんと説明責任を果たすべきだという主張内容だった。 通常上場を取りやめる、という判断は本件のように取締役が自ら判断するものではなくスキャンダルが発覚し市場側の判断により撤退せざるを得なくなるものであるらしい。 その意味では落合さんのように自ら上場を取りやめるようなケースは
こちらの記事に書いたように、最近は弱虫ペダルというアニメを観るのにハマっている。 弱虫ペダルは、高校の自転車競技部を舞台にした物語だ。今一期の8話まで視聴したのだが、とても気になるキャラクターが居る。それは、鳴子章吉という人物だ。彼は物語の冒頭で、ロードレース初心者の小野田坂道と出会うのだが、その時点では経験者として圧倒的な実力者として描かれている。 しかしながら、入部希望者を選抜するレースの中で登り坂を苦手とする彼は小野田に先を越されてしまう。彼曰く、「人には得手不得手があ
ここにも一度書いたことがある、柳田邦男さんの「死の医学への日記」を読み直した。 丁度話の終盤に差し掛かったタイミングで自分も風邪を引いてしまったこともあり、話の内容はより切実に受け止めることができた。 今回風邪を引いて思ったが、町の病院は駆け込みであっても受け入れてくれる。受付はまず電話で行い、web上にて問診票を書く。 その上で受診の運びとなるが、こうしてスムーズに患者が医療に繋がれることは非常に安心感がある。 しかしながら、高齢者となり医療の力で生きながらえているものの特
昨日磯村勇斗さん主演の「若き見知らぬ者たち」という映画を見た。以下、大まかに内容をまとめる。貧困の家庭に生まれ育った主人公は精神疾患を患った母親を介護しながら暮らしている。彼には格闘技の大会に出場を控えている弟と、家庭の事情に理解ある彼女が居る。心身共にギリギリな状態にある主人公だが、父の始めたカラオケ屋の営業だけは続けている。辛い日々の中にも、献身的な彼女や軽口を言い合える友人の存在、そして弟の格闘技の大会が楽しみだったり悪いことばかりではない。しかし、とある出来事をきっか
今日で衆議院選挙が始まるらしい。今この文章を書いている時点で分かっていることは非常に乏しい。 衆議院の議席をどの政党が埋めるかということについての選挙であること。だから各政党の有力な人物が党の政策を力説しているのだということ。 いつもこんな感じで、なんとなくふわっとした感じで選挙は終わっていく。最近の若い人は選挙に関心がないと言われるが、実際は忙しくて興味はあっても気に掛けている余裕がないという人も多いのではないか。実際、いつ何があるかという仕組みは取っ付きづらいように思う。
先日こちらのプロジェクトを微額ながら支援させて頂いた。このサイトに書かれているような、身寄りの無い方の葬送については今後ますます社会問題化していくのではないかと思う。 現在孤独に暮らし貧困の状態に陥っている方々が死を迎えられる時期がやがて訪れるからだ。 少子高齢化社会、それは言い換えれば(言い方は非常に悪いが)多死社会であるとも言える。 そして少子=やがて死を迎えられる高齢者を支えられる若い人達の数は少ない。 私は介護の仕事をしており、入居者様の最期に立ち会う瞬間もある。これ
最近弱虫ペダルというアニメをネットフリックスで見ている。この漫画が流行っていたのは自分が高校生の時なので今から10年以上前の話だが、当時はそのアニメが表紙になっている少年サンデーを持ち込んではしゃいでいる同級生を尻目に「何が面白いんだろう」という冷めた目で見ていた。 このアニメを観はじめたきっかけは父親がハマっていると話していたからだ。 私は自転車や自動車といった類は一切乗らない。 実際自転車も乗れるが、乗っていて転んで腰を痛めた為自分には向いていないと思い乗っていない。又、
久々に実家に帰った。実家の近くに新しく大型のショッピングモールができた為、父に運転してもらい連れて行ってもらう。 ショッピングモールについてからは両親とは別行動をし、気ままに洋服屋などに入る。 私の実家があるのは神奈川県藤沢市の田舎寄りの方である。そのような場所に巨大なショッピングモールができたことが驚きだった。売っているものの感じも横浜とほぼ変わらず、LACOSTEの長袖のTシャツなどが売っていた。 その後親と集合し、神奈川県出身のアーティストの演奏を聞く。奏でられる音楽を
昨日11年飼っていた亀が天国へ旅立った。 最期は、いつも日向ぼっこをしている置き石の上で眠っているかのような姿をしていた。 天命だったのだ、と思いたい。 うちの亀の名はカメナシと言う。出会いは大学2年の冬。ペットショップの水槽で彼を選んだ。 自慢ではないが、毎日のえさやりを欠かしたことは無かった、はずだ。早番で朝4時起きの日であっても毎日10粒エサをあげていた。この量が適量だと信じていた。水槽の中の水が汚れていたら、小まめに替えるようにもしていた。だから世話を怠ることは無かっ
原研哉さんの「白百」という本を読み終えた。 この本は、とあるyoutuberの方が「東大の現代文の過去問で有名なのは2009年の白の問題だ」と話されていたので、興味を持ち書店で取り寄せてもらった。余談ではあるが、私が欲しかったのは「白」という方の言わば旧バージョンであったのだが、どういうわけか手元に来たのは最新版の「白百」の方であった。ラッキーだった。 この本は原研哉さんが白という言葉から連想する100個の事象、例えば紙やスピッツなど、についてエッセイが書かれている。本書にお
欲をかかない、清貧な生き方に憧れる。最近ポレポレ中野で上演されている中村哲さんのドキュメンタリー映画をまだ観ていないがあんな生き方をしてみたい。つまり自分のことは二の次にして人の役に立つような生き方を志向している。 しかし、である。私は欲張りだ。昨日もインスタライブで新宿伊勢丹のファッションカタログを店員が紹介している動画を見ていた。私はブランドが好きである。ヨウジヤマモトのパンツも持っている。 清貧な生き方に憧れる私は、それでいて人一倍高級志向なのだ。矛盾している。 私のよ
最近虎に翼を良く見ている。シフト制で不規則な時間帯に働いているので毎回は見れていないが、見れる時は見ている。昼に再放送しているのも視聴しやすいポイントだ。 印象的なのは、岡田将生の演技だ。 登場し始めた時はどこか陰のあるバツイチのミステリアスな男性という役柄だったが、虎子とひとつ下の屋根に暮らすようになり次第に人間味が感じられるようになっていく。 子供が2人居て、元妻の母親もおり再婚相手の連れ子も居る。子供達もそれぞれの悩みがあり、父親の立場上家族達の間に立っていかなくてはな
朝にstand fmを聴いていたら、気になる情報が入ってきた。嫌なことに取り組む時に腰が重いのは、嫌な作業をする時の嫌な感じが頭の中をつきまとって離れないからだと。作業をやり終えて優雅にコーヒーを飲んでいる姿をイメージすれば、物事には着手しやすいらしい。なるほど、と思いずっと先送りにしていた風呂の元栓のネットの交換に挑んだ。 もちろん、作業をやり終えてコーヒーを飲む為だ。 結論、思いの外スムーズに着手できた。 ただ、いざ作業に着手するとやり終えてうんぬんなど考えておらず、今日
遅番の日は買い食いをしてしまう。例えば、コンビニでシュークリームを買い、職場近くの自動販売機でジュースを買う。 仕事を退勤した後にスイーツを買い食いするのはちょっとした快楽である。 しかし、今読んでいる本の中に「空腹やお金が無くても人に自分の分を分け与える」人について書かれている。 案外これが人間関係の基本だと思う。 どうせ人生は一度きりなのだから、もちろんタイミングは見極めた上で人様に何か手伝いをしてあげたい。