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権威のある人が言っている事はなんでも信用すべきなのか?

最近、メタ社の広告に有名人の顔写真が盗用され、詐欺につながっていることが問題視されています。

インスタグラムやFacebookを利用する人なら、一度は目にしたことがあるでしょう。

広告出稿の際のチェック体制を強化する必要性を感じますが、いたちごっこの状態が続いているのが現状です。

有名人が語る事やメディアに対して、私たちは権威性があるがゆえに、すぐに信用してしまう傾向にあります。


権威性とは

なぜ人は権威性があると信用してしまうのか?

人は、社会的地位や専門性の高い人物の発言に対して、無条件に信頼を寄せる傾向があります。

これは、長年の経験や知識に裏打ちされた発言であると考えるためです。

また、多くの人に支持されている意見であれば、正しいに違いないと思い込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、権威性のある人物であっても、誤った情報を発信する可能性は十分にあります。

権威性に惑わされないために

私自身、最近ではテレビのニュースですら、話半分で聞くようにしています。

報道される情報には、何らかの意図が込められていることを意識することが大切です。

生成AIのセミナーで講師を務める際、

「生成AIが出す答えは正しいのですか?」

という質問をよく受けます。

そんな時は、

「そもそも、正しいとはなんですか?」

と問い返すことがあります。

100%正しい情報なんて存在しないと考えれば、テレビや雑誌、有名人のふりをした広告に対しても、疑いの目を向けることができるはずです。

生成AIの登場は、これまでメディアが発信する情報を鵜呑みにしていた私たちに、改めて情報と向き合う姿勢を問いかけているのかもしれません。

まとめ

権威性のある人物の発言であっても、盲目的に信用するのではなく、批判的に検討する姿勢が求められます。

情報を取捨選択する力を身につけ、自分の頭で考える習慣を持つことが、権威性に惑わされない秘訣と言えるでしょう。


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