硬直した組織に必要なのは変人とAI? - 変人学会ヘンポジウムからの気づき
昨日、金沢で開催された変人学会のヘンポジウムに参加してきました。
自身のプロフィールにも「変人」と記載している私にとって、非常に興味深い機会となりました。
変人という生き方
「変人」という言葉、皆さんはどう感じますか?
私自身、仕事仲間や友人から「変人だよね」と言われることが何度かありました。確かに、時には生きづらさを感じることもあります。
でも、それって本当に悪いことなのでしょうか?
組織に必要な「4つの者」論
私は普段、生成AIやDXの活用に関するセミナーで、
「組織の変革には3つの者が必要」というお話をしています:
若者
馬鹿者
よそ者
そして最近では、第4の存在として「ChatGPTなどの生成AI」も加えています。
新たな発見:第5の存在としての「変人」
しかし、今回のヘンポジウムで気づいたのは、もう1つ重要な存在があるということ。それが「変人」です。
ヘンポジウムで印象的だった言葉があります:
「すべての人は変人として生まれる。世の中で揉まれることで、変人の部分をそぎ落とし、『普通』になっていく」
この言葉には深い真実が含まれているように感じます。
なぜ変人が組織に必要なのか?
変人の特徴として、「答えを内に求める」という点が挙げられます。
これは組織にとって、以下のような価値をもたらします:
既存の枠組みにとらわれない発想
組織の常識や慣習への健全な疑問
イノベーションの種となる独創的な視点
AIと変人の共通点
実は、AIと変人には共通点があります:
既存の枠組みにとらわれない
予想外の発想や提案を生み出せる
時として「普通」の感覚からずれる
忖度しない
これからの組織づくりに向けて
硬直化した組織が本当の意味で変革するために必要なのは、多様性を受け入れる力です。
変人もAIも、その多様性を構成する重要な要素となるでしょう。
むしろ、これからの時代に必要なのは、「普通」であることを求めすぎない組織文化なのかもしれません。
皆さんの組織では、変人やAIをどのように受け入れていますか?
もしかしたら、組織の硬直化を解く鍵は、そこにあるのかもしれません。
自宅で学べるオンライン講座
生成AIやITツールを活用し、地方企業や個人のデジタル変革とビジネスチャンス創出を支援するオンラインスクール