生成AIが変える越境EC:古着着物販売の業務効率化
私は以前、古着の着物を海外に販売していました。
かれこれ15年前ぐらいの話ですが、毎日忙しく働いていました。
オンラインショップの一日の業務に生成AI活用がどの程度業務効率化に寄与できるのか、考えてみます。
従来の業務フロー vs 生成AI活用後の新フロー
朝 (9:00-11:00)
従来:
9:00-10:00: 注文確認と在庫チェック(1時間)
10:00-11:00: 商品梱包と発送準備(1時間)
AI活用後:
9:00-9:30: 注文確認と在庫チェック(ChatGPTによる自動化で30分短縮)
9:30-10:15: 商品梱包と発送準備(AI支援による効率化で45分に短縮)
午前 (11:00-13:00)
従来:
11:00-12:00: 発送作業(1時間)
12:00-13:00: 顧客対応(1時間)
AI活用後:
10:15-11:00: 発送作業(45分に短縮)
11:00-11:45: 顧客対応(Claude 3による多言語対応の自動化で45分に短縮)
午後 (13:00-17:00)
従来:
13:00-14:00: 新商品撮影と登録(1時間)
14:00-15:00: ウェブサイト更新(1時間)
15:00-16:00: マーケティング活動(1時間)
16:00-17:00: 在庫管理と翌日準備(1時間)
AI活用後:
13:00-13:45: 新商品撮影と登録(AI画像認識による自動タグ付けで45分に短縮)
13:45-14:15: ウェブサイト更新(Google Geminiによる多言語翻訳と自動アップロードで30分に短縮)
14:15-15:00: マーケティング活動(Canvaを使用したAIデザイン生成で45分に短縮)
15:00-15:30: 在庫管理と翌日準備(AIによる予測分析で30分に短縮)
新たに生まれた時間の活用
商品研究と知識拡充(15:30-16:15)
着物の歴史や文化的背景についての調査
最新の国際マーケットトレンドの分析
戦略的計画と分析(16:15-17:00)
AIツールを使用した売上データの詳細分析
将来の展開に向けた戦略立案
結論:生成AIがもたらす変革
生成AIの活用により、1日あたり約3時間の時間短縮が実現しました。
(あくまで、生成AI Claude3 の予想ですが、ここまで時短できないとしても、すくなくとも1時間は削減できるのではないでしょうか)
これは単なる効率化だけでなく、ビジネスの質的向上をもたらします。
顧客満足度の向上:迅速な対応と高品質なコンテンツ提供
マーケティングの強化:データ駆動型の戦略立案と実行
知識と専門性の深化:商品研究に充てる時間の確保
ワークライフバランスの改善:業務時間の短縮と柔軟な働き方の実現
生成AIは、越境ECにおける古着着物販売のあり方を根本から変えつつあります。
この技術を賢く活用することで、伝統と革新が融合した新しいビジネスモデルの創出が可能となるのです。
生成AIの活用が当たり前になった現代、人間は空いた時間で何をするのかを問われています。
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