素材を台無しにする味付け
皆さん、こんにちは!今日はちょっと仕事とは関係ない話をしたいと思います。
何十年ぶりでしょうか、心から「すごい!」と思えるグループに出会いました。
私は「オトナブルー」の首振りダンスから入った新参者。
最初は「イロモノかな?」と思っていましたが、YouTubeチャンネルを見てみると、その見方が一変しました。
歌唱力、独特の世界観、キレキレのダンス。
ダンスに詳しくない私ですが、フットサルを趣味にしているからわかる、あのダンスを支える体幹の強さはプロのアスリート並みです。
涼しい顔で踊る激しいダンスには本当に感心しました。そして、海外でも積極的にライブ活動をしていて、日本語のままでのパフォーマンスしています。
海外で展開するには「英語版にしなきゃ」という考えを覆されました。
新しい学校のリーダーズとは
新しい学校のリーダーズは、2015年に結成された日本の4人組ダンスボーカルユニットです。メンバーは、MIZYU、RIN、SUZUKA、KANONの4人です。
MIZYU:リーダー。クールビューティな外見とパワフルなダンスが特徴。
RIN:元気で明るいキャラクターと、キレのあるダンス。
SUZUKA:個性的なファッションセンスと、圧倒的歌唱力。
KANON:優しく包容力のある雰囲気と、伸びやかな歌声が魅力。
新しい学校のリーダーズは、一見するとイロモノ的な振る舞いを多く見せますが、実際はキッズダンサーやダンススクールを出自とするメンバーが揃った実力派ユニットです。
楽曲やその歌唱が昭和テイストを漂わせる一方で、ダンスやステージングはキレのある現代的なもの、という時代を超える総合パフォーマンスが高い評価を得ています。
2017年にメジャーデビューし、以降はシングルやアルバムをリリースするだけでなく、国内外の大型フェスにも出演するなど、活躍の場を広げています。また、2022年には、アメリカの音楽レーベル「88rising」と契約を結び、海外でも注目を集めています。
何十年ぶりに紅白を見始めたけど、、
何十年も紅白は見ていませんでしたが、トップバッターの新しい学校のリーダーズは観てみようとテレビの前へ。
パフォーマンスが終わってからは、すぐにチャンネルを変えました。
予想通りでしたが、他の出演者の前でごちゃごちゃ、本人達へのリスペクトは感じられません。
「オトナブルー」で世間に認知されたのは分かりますが、「青春を切り裂く波動」や「じゃないんだよ」「GiriGiri」など、本物の曲が沢山あるんです。
しかし、演出サイド、メディアはただの客寄せとして使いたがる傾向があります。
個人やグループがフルコーラスで歌う晴れ舞台なのに、企画のために新鮮で素晴らしい素材を台無しにしてしまう。
他にも、、スポーツ中継に畑違いのタレントやお笑い芸人を呼んだり、政治の話題をお笑いで茶化して終わらせたり...メディアはどうしてこんな勘違いを起こしてしまうのか、不思議でなりません。
「素晴らしいモノをそのまま見せればいい」
単純な事だと思うんですが、、、
余計な味付けは要らない、素材の力を信じて
私たちが見たいのは、切磋琢磨して、突き詰めている人たちの本当の姿です。
新しい学校のリーダーズのように、才能溢れる人々には、余計な味付けなど必要ありません。
本来の姿、素材そのものの力を十分に発揮させてほしい。
現代では海外から情報も簡単に手に入ります。
必要の味付けされたモノはできるだけ排除して、素材そのものを楽しんでいきたいです。