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学校英語は地域移行へ:6年間の無駄を止めるべき時が来た?

こんにちは!

私はカナダ1年、アメリカ5年の海外就業経験があります。

英語のレベルとしては、英検準一級(かなり前)、TOEIC 720 点と中途半端な状況ではありますが、民泊運営時は英語対応で困ったことはありませんでした。

今日は、部活動の地域移行という話題から発展して、英語教育の根本的な改革について持論を展開させていただきます。


驚くべき真実:学校英語は巨大な社会的損失

私は海外で6年間、現地企業で働いてきました。

その経験から痛感したのは、日本の英語教育が生み出している"二重投資"という大きな社会問題です。

現状を見てみましょう:

  • 中学・高校で6年間、全員が強制的に英語を学ぶ

  • ほとんどの人が使えるレベルに達することなく卒業

  • 本当に必要になった人が、お金と時間をかけて学び直す

これは明らかな社会的損失です。

なぜなら:

  1. 不要な人への強制的投資

  2. 必要な人の二重学習コスト

  3. 教員の労力の非効率な配分

が発生しているからです。

実体験から見える根本的な問題

DX研修やITパスポートの講師として働く中で、和製英語があふれる日本のビジネス現場を目にしています。

スクラッチ開発 → 一から開発する 「システムをスクラッチ開発します」ではなく、「システムを一から開発します」の方が自然です。

アサインする → 担当を決める/割り当てる 「田中さんにプロジェクトをアサインする」ではなく、「田中さんにプロジェクトを割り当てる」の方が分かりやすいです。

私自身、海外で仕事を始めた時、学校英語は全く役に立ちませんでした。

むしろ、不自然な表現や間違った発音のクセを取り除くところから始めなければならず、文法を必要以上に意識して言葉が出てこないことも課題でした。

大胆な提案:英語教育の完全自由化

部活動の地域移行を機に、英語教育も抜本的に見直すべきです。

私の提案は以下の通りです:

  1. 中学・高校の必修英語を完全撤廃

  2. 希望者のみが専門機関で学習

  3. 浮いたリソースを、本当に必要な人への支援に回す

なぜ自由化が効果的なのか

「英語をやっておかないとまずい」という危機感。

これこそが、実は最も効果的な学習モチベーションなのです。

現在の制度では:

  • やる気のない生徒に貴重な時間とリソースを投資

  • 本当にやる気のある生徒が不十分な環境で学ばされる

  • 結局、必要な人が社会人になってから学び直す

この無駄な循環を断ち切り、自発的に学ぶ人に集中的にリソースを投下する。

それこそが、真に効率的な教育システムではないでしょうか。

新時代の英語教育へ

「グローバル化だから英語は必須」という意見もあるでしょう。

しかし、それは「全員が中途半端に学ぶべき」ということにはなりません。

むしろ:

  • 必要な人が

  • 必要な時に

  • 必要なレベルまで

学べる環境を整備することこそ、真のグローバル化対応ではないでしょうか。

6年間の無駄な投資を止め、本当に必要な人への効果的な支援へ。

その時が来ています。

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