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キプロス:ニコシア(レフコシア)(2022年8月)

夏に行ったキプロスの旅行記を続けてアップするつもりが、最後の記事を書いてから2ヶ月ほど経ってしまった。せっかく載せたい写真などは選んであるので、少し早足ではあるが、この旅行記を完成させようと思う。

簡単に前回の記事でキプロスの分断された首都レフコシアのことは書いたが、今回は実際に滞在した南側を写真で紹介。イタリアをはじめとするヨーロッパでは、「ニコシア」という名称の方がポピュラーなので、南側の首都を「ニコシア」、北側の首都を「レフコシャ」と記事では使い分けることにする。

私たちは城壁に囲まれた中心部からちょっと離れたところのホテルに滞在。歩いて15分ぐらい行くと中心部への入り口にもなっているエレフテリアス広場。
まずはそこから両手側に伸びる城壁沿いへ。

とても近代的なデザインのエレフテリアス広場。見出し画像は同じ場所から撮った夜景。
自由の記念像。本当はこの先にあるファマグスタ門を目指したのだが、残念ながら修復中で見られず。

城壁沿いには3つの門が町の入り口としてあり、南側にはファマグスタ門とパフォス門というのがある。このパフォス門は地味で、最初よくわからなかった。

旧市街側から撮影。外側は工事をしていてアクセスできない。
メインストリートのレドラ(リドラス)通り。まっすぐ行くと、北側へのクロスポイントがある。

パフォスや、この後行くラルナカに比べると、観光客が非常に少ない印象。というか、いることはいるのだが、どうも皆ビーチ沿いの街から日帰りで来ているようで、宿泊している人たちは多くないようだった。また、ちょうどヨーロッパでは祝日である聖母の被昇天の8月15日前後であったため、多くのお店やレストランも閉まっていた。

個人の邸宅だった民族博物館。どのような住まいになっていたかの展示となっている。無料だが、説明も何もなくて、よくわからなかったが。
内部にはこんなアラブ風の部屋も。

日中の温度が連日平均38度だったニコシア。ここでもオアシスは考古学博物館。冷房ガンガン効いているのに無料なのが嬉しい。

ボロボロの建物や空き家が多い中、博物館らしい門構え。

キプロスは非常に古代文明が栄えていたようで、どの町も考古学博物館には力を入れているのが感じられた。冷房が効いているのも嬉しいが、展示品もとても興味深い。一見ギリシャ文化に似ているように感じるが、よく見るとエジプト文明などの影響もあるようである。

ギリシャ文化や古代ローマよりずっと古い。
とにかく発掘品の数がすごい。
シャコラスタワーから見た町の眺め。首都の割にはそんなに栄えている感じはしない。

日中は暑くて私たちも午後はずっとホテルで休んでいたが、夜になると突如として人が現れ、レストランなどは賑わっていた。

観光客も多いが、地元民も多い印象。
キプロスでも典型的な料理であるスヴラキ(串焼き)。シンプルだけど、美味しかった。

たくさん写真を撮ったつもりだったが、見返してみるとニコシアの町の部分はそんなになかった。というか、とにかく暑かったのと、あとはレフコシャ、それにニコシアからは車でトロードス山脈の方へも行ったので、そちらの観光がメインであった。


次の記事では北側の首都レフコシア(レフコシャ)をアップする予定。
(つづく)

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