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国が出来ない支援があるならば、解決できない課題があるならば、NPOが主導を取れるようにしよう。
ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。
先日、僕が代表を務める認定NPO法人D×Pの代表として北九州で古くからホームレスや地域の方々を支援し続ける抱樸の理事長である奥田さんとyoutubeで対談しました。
間も無く始まります!#ほうぼく
— 奥田知志(NPO抱樸/牧師) (@tomoshiokuda) July 12, 2021
「困窮する若者たち〜孤立は何が問題か〜」今井紀明(認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長)× 奥田知志(抱樸理事長) https://t.co/SWrf6PwR7j pic.twitter.com/4KZdJ1x4L7
今井:D×Pは「Dream times Possibility」。主に10代の若者の支援、就職支援から食糧支援まで、ひとりひとりのニーズに合わせたサポートをしてます!
— NPO法人 抱樸(ほうぼく) (@npohouboku) July 12, 2021
奥田:定時制の高校では授業そのものをやってらっしゃるんですよね。
今井:はい、ボランティア500人くらいで行ってます。https://t.co/Pe29vq4sYt pic.twitter.com/5RCBo84hxS
支援から入らない、知り合う、関係をつくることからやっていく、というお話に大きくうなずきました。
— 鵜田良江 Yoshie Uda (@hexenkurs) July 12, 2021
問題が深刻であればあるほど知らないひとに相談なんてできない。 https://t.co/E1RQgc9aY2
そのときに僕は「支援から入らない」ということをツイートがあるように語ったんですが、奥田さんも1990年代から活動していた時に自治体や政府の支援には乗らない、その制度では助けられない困窮している人々をサポートしてきて「支援から入らず、ひとりの人間として関係性をつくる」ということに非常に共感してくださっていました。
そのときに僕が思ったのはNPOがやっている仕事とは、支援の制度からはどうしても漏れてしまったり、国がどうしても発見できない、もしくはリスクがとれないようなことを率先してサポートすることができる最前線なんだ、と改めて思いました。制度をつくることや制度に乗っかって福祉の制度を使うことも当然大切なのですが、それだけだとどうしても支援できない人ができてしまう、ルールをつくることではじかれてしまう人をつくってしまうので、そういった境界線を越えて最前線で何も市場もマーケットにもなっていないところで動く人々がNPOなのかもしれない、と再発見したのでした。
これはsolioの登録団体もきっとそうなのだと思っています。
声にならない声を見つけて、事業を作って動き出す。政府に訴えかける、法律を変えるために動こうとする。そういった無数の動きをしているのだ、と。
ただ、NPOの新設数は数が減っているようです。
社団法人に流れているのかも、と思ったら前年比に比べたら社団法人も減少しています。
起業する人の数自体も全体的に下がっていると思いますが、NPO起業家の数も危機的なのかもしれないと。
だからこそ、今存在していたり、若手や中堅で動いているNPOがもっと資金調達してほしい。様々な分野で動いていくことで今の国の動きとは違った支援や支援の制度を作る動きが活発していく必要性があると思っています。
それをsolioで実現させていきたい。まだまだ小さな規模ですが、多様なNPOが活躍できる社会へ。
国が出来ない支援があるならば、解決できない課題があるならば、NPOが主導を取れるようにしよう。
そんな想いを対談から改めて思いました。
奥田さん、こういった機会をありがとうございました。