初めて寄付を受け取った時、PCの前で飛び跳ねた
ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。2月からですが、NPOの創業期の起業家向けに講座を開いています。
好評で定員以上の人が集まり、嬉しいものです。
講座で話しながら思い出したのは、創業期の時代のこと。僕は商社を辞めて、家を引き払い、家賃2万の4畳の部屋に引っ越しました。窓もなく、荷物を入れると実質2畳ぐらいしかありません。そこに一人住みながら、知り合いのフリースクールの1階の一部のスペースをお借りすることになり、現在の認定NPO法人D×Pを立ち上げた。
最初から寄付型を目指していましたが、最初は通信制高校や学校法人などからサービス提供をして、売り上げることをしていました。当初はクラウドファンディングや寄付の決済など仕組みが悪かったので、最初から寄付型で行うのは難しいと思っていたからです。
しかし、創業して1ヶ月後、当時はカンボジアの人身売買の状況を変えようとしていたかものはしプロジェクトというNPOのサイトを見ていると、カード決済がスムーズにできることに気がつきました。当時、給与が本当になかったのですが、「これも経験だ」と思ったのと、純粋にかものはしプロジェクトのやっていることを応援したかったので、月額1000円の寄付会員に登録しました。寄付型のNPOはどのように寄付を多くの方からいただいているのだろう、と思って講演会に行ったりして代表の方の講演を聞いたりしていました。その時に、決済サービスの話を聞いて「なるほど、これで会員登録がウェブサイトからできるようになるな」と思い立って創業から1年以内で自社のHPから寄付が決済できるようにしました。
「よし、これで寄付者さんになってもらうために発信していこう」
そう思ってfacebookに寄付してほしい、という内容の投稿をすると、しばらく経ってから知り合いが一人目の月額寄付サポーターになってくれました。
当時は飛び上がるようにPCの前で喜んでいた記憶があります。「やった、これで行政や企業ができない自分達が関わりたい子たちに関われるようになるかもしれない」と飛び跳ねていたはずです、マジで。スタッフにも連絡して「やった!」と話していたと。
今でも癖でなのですが、月額寄付の会員の方が参加してくれるたびに「やった!!!!」と心の中で叫んでいます。D×Pの代表としては「これで、もっと支援を広げられる!」と、solioの代表としては「これで、NPOをもっと支援できる!」と。ずっとこの10年以上、そんな状況です。笑
なんだか、長くなってしまいましたが、初めての寄付は本当に嬉しかったな、と改めて思いました。笑 でも、強調したいのは、月額寄付の会員や参加してくださる方は知る由もないかもしれないですが、それだけNPO側としては参加してくださることが嬉しいものなのだと思います。1000円で、少額で申し訳ない、と言われますが、そんなことはありません。本当に貴重なんです。
あと、最後になりますが、solioでは月500円から寄付できます。額が少なくても多くのNPOの力になります。僕と同じように「よかった!」と思っていただけるNPOの方も多いと思うので、ぜひ参加してみてください。
あああ、なんだか熱くなってしまいましたが でも、講座で思い出すことができてよかった。長く読んでいただき、ありがとうございます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?