寄付と幸福感のつながりとは

ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井紀明です。

びっくりしました。

全く知らなかったのですが、Testosteroneさんに紹介されるとは!!!!!と衝撃を受けました。私自身は全く面識がないのですが、以前SNSで認定NPO法人フローレンスの代表の方と対談をしているのを見かけていたので、「寄付にも関心があるんだなー」というのは思っていました。が、突然だったので、驚き。。。

寄付と幸福感には確かにつながりがあります。いくつもの研究で出ていますが、例えばこちらのサイトからちょっと長いですが、引用。

寄付は困っている他者の一助となるのみならず、寄付をした本人にも、心理的・身体的な良い影響を及ぼす可能性があると言われている。これについて世界で様々な実証的な研究が行われており、寄付に代表されるような利他的な行動をすることで幸福感を高めるという因果関係がある可能性が示されてきた。寄付行動が幸福感を高めていることを明らかにした有名な実験がDunn et al.(2008)である。Dunnらは、被験者に5~20ドルのお金を分配し、被験者をランダムに2つの群に割り当て、一方の群には「自分自身のため」に、他方の群には「他者のため」に、各自に分配されたすべてのお金を当日中に使いきるように指示した。実験の前後で被験者に主観的幸福感尺度を用いて幸福感を回答させ、変化を調べたところ、「自分自身のため」に使うよう指示された群よりも、「他者のため」に使うよう指示された群で、より大きな幸福感の上昇が確認された。
また、幸福感と同様、寄付によって寄付者本人にポジティブな感情が生まれ、結果として寄付者本人の健康状態が向上する可能性についても、同じくDunn et al.(2010)の「独裁者ゲーム」で示唆されている。この実験では、大学生の被験者50名を2人1組のペアに分け、まずペアのうち1人に実験報酬として10ドルを渡す。受け取った1人は「独裁者」役となり、ペア相手のもう一人に対して10ドルのうち何ドル(0~10ドルの範囲)を分け与えるかを独断で決めることができる。「独裁者」は10ドルすべてを自分のものにしてもかまわない。ゆえに、ペア相手に金銭を分け与える行為は「寄付」に相当すると考えられる。Dunnらは、先の「独裁者ゲーム」の前後で「独裁者」役の被験者の感情の変化とストレス度合いを示す唾液中のコルチゾール量の変化を調べた。すると、ペア相手への「寄付」を出し惜しみした人ほどネガティブな感情が強くストレスを感じており、逆にペア相手に分けた額が大きい者ほどポジティブになり、低ストレスであることがわかった。この実験から、他者へ寛大に寄付することは心理的に良い作用、すなわち幸福感を得られ、ストレス軽減ひいては健康の向上につながる可能性があることが示唆されている。

こういった研究などもありますね。

僕自身は幸福感を得るために寄付をすることはないのですが、寄付をすることで幸福感を得ることができる、そういった考えのもとに寄付をするのも一つありかもしれません。

休日の最後に、ぜひ考えてみてください。ジャンルを選ぶときに、きっと自分の内的な好奇心との対話が始まるはず。


いいなと思ったら応援しよう!