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秋の種まき

春に咲く1年草を種から育てる

『暑さ寒さも彼岸まで』
長かった夏もようやく終わりが見え始めた秋のお彼岸に、春に咲く草花たちの種を撒き終えた。
この秋冬に土壌改良を行っている区画が広いので、春咲きの一年草を沢山植えられるように種を撒いて苗を育ててみることにした。
園芸店で苗を買うとなると相当なお金がかかってしまうし、一年草は育ちが早い代わりにその年で枯れてしまうので、土壌の様子を確認しながら花も楽しんでいける。
将来的にはバラと宿根草を主体にした区画にしたいと思っているが、まずは一年草をしっかり育てられる土壌を作るところから始めていきたい。
庭で種を採り育苗していく楽しみや、こぼれ種で自生していく様子も楽しみにしたい。

種まき・育苗資材の用意

今回使った資材一式

種まき培養土(初期肥料成分あり)
ジフィーポット(ピートモス主体で作られた土に還るポット)
メネデール(発芽促進剤)
コンテナ(土を仮置きする場所)
白い紙皿(種を出す場所)
ピンセット(種まきや間引きで使う)
秋撒き春咲き草花の種(撒き時期が9月~11月の種)
育苗箱51型(育苗管理する箱)
カゴトレー2型(上下反対にして育苗箱の下に敷いて通気性を確保する為)
※様々な資材・やり方があるので、あくまで今回使った資材の記録

①培養土を濡らす

種まき培養土に多く含まれているピートモスは完全に乾いてしまうと水を弾く性質がある。
種を撒いてからの灌水だと種ごと流れ出てしまう事があるので、ポットに入れる前にしっかり濡らしておいた。

濡らした状態、ピートモスが主原料の培養土

濡れた状態だと体積が落ち着きやすく扱いやすくなるが、手が汚れる濡れるので防水性の手袋をして作業をするのがおススメ

テムレスは防水透湿素材なので愛用している

②ジフィーポットに濡れた土を入れる

②-1:まずはポットの表面摺り切り一杯になるように濡れた土をザックリ入れる
ジフィーポット本体の取扱説明書では土を入れる前にポットを濡らすと書いてあるが、
濡らすと柔らかく破れやすくなるため取り扱いが困難になるので、土を事前に濡らして、ジフィーポットは乾いたまま扱うのが良かった。

とりあえずザックリ平らに入れる

②-2:各部屋を指で押し込んで沈ませる。

両手の人差し指と中指で軽く押して凹ませた

②-3:再びポット表面摺り切り一杯になるように軽く土を入れて、育苗箱にポットを移して並べる。
表面1cmに柔らかい土、その下は締まった土になるイメージ。

育苗箱51型を使用した

③種を蒔く

③-1:種を白い紙皿に取り出してピンセットで摘み易くする。
紙を折って谷を作って筋状に種を並べたり、種蒔き機があったり、色々やり方がある。

わすれな草の種、ゴマより少し小さいくらい

③-2:各部屋3~5粒になるようにピンセットで蒔いていく。
種同士が重ならないように、出来るだけ各部屋の中央に寄るように、じみーに気を使いながらじみーな作業をこなす。

③-3:種の上に薄く覆土する。
種が隠れるように、5m厚程度の土を乗せて覆土する。
種と土が密着するように手のひらで上から抑えた。

4本指でひとつまみくらいの量で覆土した

④灌水する

④-1:柔らかく弱い水流で灌水する。
蓮口がついたじょうろ、水量調整ができるシャワーノズルなどで、出来るだけ土が動かないように全体をしっかり濡らす。

土がえぐれないように割と気をつかう

④-2:育苗管理する場所について
コンクリート製のテラス上で管理するので、熱と蒸れが直接ポットに伝わらないように、育苗箱を嵩上げするようなイメージでカゴトレー2型を上下反対にして敷設した。
ポット底からの通気性も良くなるし、余分な水も切れていくので管理しやすい。

育苗箱51型とカゴトレー2型の組みあわせ

⑤発芽と育苗

発芽するまでは日陰で管理して乾かさないように。
発芽したら日向に移動して乾ききる前に灌水する。
芽が混みあって来たら間引きをして、最終的には1部屋1苗になるようにする。
根っこがジフィーポットを突き破り始めたら庭に定植する事ができる。

種が大きいと芽も大きい

発芽後に日光が不足したり、灌水しすぎるとすぐ徒長する。
よく日に当てて出来るだけ乾かすけど、水切れはしないように灌水はする。

毎朝、毎夕、苗の様子をみて、朝に灌水するのが毎日の楽しみになっている🌱

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