【ダンジョン人狼】王女王20人部屋について
はじめに
現在、ダンジョン人狼の主な配役として9人部屋と20人部屋が存在します。
9人部屋は人狼Jで言う所謂9スタに近い構成のシンプルな配役であるのに対して、20人部屋は多役で構成されたものです。
20人部屋は仕様上観戦が不可能であり、また調べても殆ど解説が出てこないので記事を作成してみました。
この記事が新規プレイヤーへの導線になれば幸いです。
配役及びアイテムの概要
市民陣営:女王、プリンセス、呪われし者、暗殺者、聖騎士、指導者、巫女、人狼キラー、猫又、オウムまではほぼ固定 計12~14人
人狼陣営:人狼王、荒ぶる人狼、丸呑み人狼、心眼の人狼、狼信の毒グモまではほぼ固定 親人外4人白人外2~3人 計6~7人
その他(追加勝利):純愛者、復讐者、テレパシスト、サンタ 計0~2人
※ゾンビや恋人のような上書き勝利に関しては割愛
アイテム:聖なる鈴、死者の鏡、占い師の水晶、霊能の水晶、人狼の水晶、賢者の水晶、守りの像、巫女の御守、ウサギの足までほぼ固定
※偽占師の水晶が入っている場合、ランダム白設定ならば初回探索のみ真の白結果を示す。2回目以降は白結果が真であるとは限らないため、女王位置が透けないようにするためにも黒結果以外は伏せることが多い。
縄数という概念は1探索で複数襲撃が何度も起こりうるダンジョン人狼には存在しませんが、多くの場合2回以上市民陣営を処刑してしまう余裕はありません(未覚醒の呪われし者を除く)。
また、暗殺者・聖騎士・人狼キラーの能力や反撃の像の効果により探索時間中に人狼陣営を一方的に減らすこともできます。
勝ち筋について
・市民陣営
聖なる鈴を規定数集めれば勝利となりますが、基本的には集まりきる前に終わります。
鈴職人生存前提でも多くの設定では最短でも5回の探索が必要なので、聖なる鈴は市民陣営アピールの為のアイテムに過ぎないと考える方がよいでしょう。でもたまに鈴勝利もあります。たまーに。
本命は人狼の全滅です。アイテムや推理を駆使して議論で人狼を探し、処刑ないしは探索中の暗殺者・聖騎士による殺害で人狼の数を減らしていくのが市民陣営の勝利への道になります。
この際に注意すべきなのはやはり女王の存在で、いかに議論時間に女王を透かさず、かつプリンセスを指定しないかを考える必要があります。
女王から出る占い結果は100%信用でき、かつ女王はプリンセスを指定しないため女王進行ができれば一番よいのですが、女王自らが守りの像を引いてしまうという懸念がある以上積極的に宝箱を開けるのが好ましくなく、この辺りも戦略に関わってきます。
・人狼陣営
人狼陣営の勝利条件は人間の数を人狼の数以下にすることですが、勝ち筋としては大きく分けて2つになります。
①何らかの方法で女王を殺害し、後追いによる市民陣営の全滅を狙う
②単純に襲撃により人間の数を減らして勝利条件を満たす
①について、基本的には女王に守りの像が使われますので、人狼陣営のアイテムの引きがよほど良くなければ探索中の女王襲撃は難しいです。
そこでカギとなるのが狼信の毒グモで、プリンセスを襲撃し終えていれば女王を毒殺することで即座に人狼陣営の勝利となります。
この勝ち筋を目指す場合は人狼よりも毒グモの命の方が重くなる為、いかに毒グモを保護して女王とプリンセスを特定するかがカギとなります。
②は単純で、襲撃や処刑により市民陣営を減らしてPPに持ち込む勝ち方です。
ダンジョン人狼の仕様上、処刑見送りができる設定の部屋であれば投票が同数であれば個人より見送りが優先されるので、人狼陣営の数=市民陣営の数にしてしまえばPP成立です。
(なお、墓場の司祭がいる配役では司祭の投票でPPが成立しないこともありますし、見送りPPに成功した後でも暗殺者や聖騎士が生きていれば逆転することもあります。)
当然この場合も市民陣営の頭数を減らせる毒グモは重要ですが、ここで最も活躍するのが丸吞み人狼です。
死体報告さえなければ探索時間をフルに使って3~4人を丸呑みすることも可能ですし、それにより投票可能なプレイヤーを減らすことで投票で処刑見送りをできる盤面に持ち込めます。中盤まで残れる丸呑みは強い。
白人外を見極めて確定市民位置や聖騎士等を安全に処理する人狼王、荒ぶる襲撃による頭数減らしの荒ぶる人狼、猫又等の地雷役を安全に処理し詰めに大量呑みを行う丸吞み人狼、能力で女王やプリンセスや呪われし者を特定する心眼の人狼と役割分担ができているのがこの配役の特徴ですね。
非推奨行為
・女王メタ
「女王を言えるので自分は市民陣営」と主張するやつですね。
非推奨を通り越して公式の禁則事項ですし、著しくゲーム性を損なう行為なので絶対にやめましょう。
市民陣営で吊られ際に女王を暴露する人もいますが論外です。ログで村目をとって下さい。
・途中退席および無投票
投票は市民陣営が人狼陣営に対抗するための武器であり、これを放棄するのは利敵行為に他なりません。
特に無投票が見送り票扱いになる部屋設定の場合、人狼陣営が投票した見送り票と合わせて確定で人狼である人物を処刑できないこともあります。
このゲームは人狼Jと異なり、投票フェイズがありません。必ず議論時間中に投票を行いましょう。
・進行放棄
上述した通り投票は市民陣営の武器であり、それを決定する議論時間もまた重要です。
進行の責任を負いたくないからと聖なる鈴を獲得したのに申告しない、進行役がいないのに鈴職人などの確定役でも出ない、といった行為は自陣営を破滅へ導きます。進行に自信がない場合でも、その旨を申告すれば寄り添ってくれる人もいるはずです。
・自分への吊りを吞む
よく貫通役がどうのと言われますが、COせずに処刑されてもいい役などありません。特に初日は欠けがほぼない状態が殆どなので、対抗が出るまで捲ることも多いです。
市民陣営で疑いを向けられた場合、正直に自分の役でCOしましょう。ここでCOを渋ってしまうと人狼陣営から対抗に出られた場合に信用差で負けてしまいますし、対抗が出なくとも貫通されやすいです。
例外は呪われし者(市民表記)です。女王が処刑に否定的でない場合、プリンセスではないので覚醒する前に処刑するのが安定です。
人狼陣営で回避する場合も、COを渋るくらいなら適当にサクッと出てしまった方がよいです。ゲームメイクによって回避役を都度考えて出るのが理想。
(例:人狼王がフェイを襲撃失敗したと言っていたので、人狼キラーCOして対抗がフェイから出てこなければフェイはほぼ巫女or女王である)
・疑われたからといって安直にその人を疑い返すこと
疑いを向ける=狼を探す気があるということで、特に初回議論時ではその相手も市民側である可能性が高いです。
勿論寄せ方があまりにも不当だったり、相手側を疑う根拠があったりすれば問題ないですが、感情だけで疑い返すのははっきり言って不毛です。
おわりに
本記事ではダンジョン人狼の女王・人狼王入り20人部屋に関しての紹介並びに解説を記載しました。
次回以降の記事にて、役職ごとの細かい紹介と解説を記載しますのでそちらも見ていただければ幸いです。
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