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【ダンジョン人狼】王女王20人部屋 役職解説(人狼陣営)

はじめに

この記事では、ダンジョン人狼の人狼王・女王入り20人配役における人狼陣営の役職解説を記載します。

女王部屋の前提条件として、以下のような仕様となっております。
・女王が死亡した場合、人狼以外のプレイヤーは後追いにより死亡する
 (=女王が死亡した瞬間に市民陣営の敗北が確定する)
・女王が死亡した際にプリンセスが生存していれば、後追いが発生する前に女王に変化する
・市民陣営は全員が誰が女王であるかを把握している
・誰がプリンセスであるかは本人にもわからず、女王のみが把握している

人狼王


王女王部屋の人狼陣営の主役。
陣営を問わず、全てのプレイヤーが誰が人狼王であるかを知っています。
代わりに、人狼王は他の人狼が生存している場合は処刑や暗殺などの対象になっても死亡することはありません。
つまり、
・探索中の死亡懸念がなく、猫又や暗殺者、聖騎士を安全に処理できる
・現行犯を見られても問題ない為、確定白を狙って処理できる
・白人外に対して、議論時間の公開チャットで指示を出すことができる
・白人外は人狼王に認識されたい為、何らかのアピールを行うことがある
以上が人狼王の役割を遂行する上での注意点となります。

議論時間

人狼王は経路や視認を出さなくてもよい為、その分の時間をログ精査に充てることができます。議論の流れや襲撃失敗等の情報を踏まえて心眼の人狼への投票指示を行ったり、次回探索時に襲撃する位置を絞ったりなどすることが肝要です。

たまに議論を邪魔しにかかるノイズ人狼王もいますが、白人外視点でもいつ指示がくるかわからなくなるためメリットは薄いと感じます。
議論時間は市民陣営が狼を探すというだけでなく、人狼陣営が女王を探す為の時間でもあります。会話の僅かな違和感を感じ取り、そこから推理して秘密チャットで共有しましょう。

また、白人外は占い結果や視認情報(主に人狼王や襲撃・丸呑みに関するもの)を騙ることがあります。
白人外が占い師の水晶の結果騙りによる囲いに成功していても他の人狼は自分のログを作るのに夢中で気づかれていなかったりするので、人狼王が必ず視認や結果を見るようにしましょう。

探索時間

初日は様子見しつつ、反応が白人外とは思えないプレイヤーを襲撃します。あくまでフィーリングで。他の人狼のアイコンの周囲で誰かのアイコンが消えたタイミングを見計らって人狼王も襲撃を行うのが理想。
逆に人狼の赤いアイコンが増えた(=呪われし者が人狼に覚醒した)場合、毒グモを襲撃してしまわないようにそのまま探索を終えることもあります。

襲撃失敗した場合ですが、巫女と人狼キラーだけでなく守りの像・反撃の像・巫女の御守りの可能性があります。このうち反撃の像が襲撃を無効化できるのは1回だけであり、探索時間が許せば2回襲撃を試みるのがよいです。自分で守りの像を破壊できていれば尚更。
襲撃失敗後に巫女や人狼キラーを炙れば女王の判別に一役買います。

「クロ!」スタンプを使ったプレイヤーを襲撃するかどうかは諸説あり。
市民陣営でも襲撃耐性を持たない役職のプレイヤーがスタンプで難を逃れようとする場合があります。
(特に鈴職人や指導者の場合、市民陣営のプレイヤーにスタンプを見られてそれを告発されても簡単に白証明ができる)
スタンプを押した人は一旦見逃して、目の前で別の人を襲撃して死体報告を行うか試す、というプレイヤーもいます。

人狼王が指示や考察を放棄したり、反射的な襲撃をしたりしているようでは人狼陣営は勝てません。人狼陣営で最も考えることが多く責任も重いですが、その分やり遂げた時のカタルシスもひとしおです。


心眼の人狼


心眼を持つ人狼

議論時間の投票で自身が投票したプレイヤーが自身の一票だけであった場合、そのプレイヤーの役職を見透すことができます。

シンプルながら非常に強力な能力であり、人狼陣営の参謀のような役割を担います。返り討ちをされた際の陣営へのダメージが他の狼とは比較にならない為、初日は襲撃を控えるのが一般的。
当然襲撃能力を持っているので自身が積極的に動くこともでき、心眼で呪われし者やプリンセスを見た場合は自ら襲撃に向かうこともあります。女王を見た場合は、反撃の像がある部屋であれば襲撃せずに結果を持ち帰りたいところ。時には死体報告を厭わないのも作戦のひとつです。

時間に余裕があれば、心眼で見る位置を悟られにくいように秘密チャットで投票する対象を宣言して、他の人狼に別の人への投票をしてもらう、いわゆる心眼偽装もアリです。

心眼対策の女王への投票ですが、筆者的には好みではないです。
対策をしない場合誰が見られたか市民陣営の視点でもわかりやすくなるメリットもありますし、狼の関与しない票が重なったら女王視されます(これがミスリードであれば強いですが)。
また、単純に投票サボりとの合わせ技で処刑見送り優位になりかねません。心眼の人狼以外は票を散らさず処刑見送りをする場合相性最悪です。
例外として、市民陣営つきのテレパシストや純愛者がつき先に投票をして見られないようにするのはそれなりに有効かと思います。


荒ぶる人狼


処刑されても死亡せず次の探索のみ襲撃クールダウンなしで行動ができます(以下、この状態を「荒ぶり中」と表記)。ただし、その探索終了後に死亡します。
荒ぶり中は生存しているという判定になり、霊能の水晶には処刑されたにも拘わらず何も映りませんし、人狼の水晶にも荒ぶる人狼を含めた狼の数が表示されます。その探索中に人間の数を人狼の数と同等にしてしまえばその時点で人狼陣営が勝利するので、場合によっては荒ぶり中でもオウムを襲撃することがあります。
なお、荒ぶる人狼と交信しているテレパシスト及び荒ぶる人狼を愛している純愛者は、処刑時には後追いせず荒ぶる人狼の死亡と同時に死亡します。

上記のように極めて強力な能力を持ちますが、そう簡単に暴れられないのが多役職部屋。人狼キラーや猫又、オウムに止められてしまいますし、暗殺者や聖騎士よりは襲撃できる範囲が狭い。早く襲撃しすぎても死者の鏡で即時報告されてしまいます。
これらへの対策として、荒ぶる人狼が処刑される前にそれらの役職を露出させ人狼王や丸吞み人狼が襲撃してしまう、荒ぶり中でも死者の鏡が消費されるまで30秒程度待ってから襲撃する、等が挙げられます。

処刑される際の回避ですが、割と何でもいい感じがします。処刑されるタイミングや握っている情報にもよりますが、暗殺者や聖騎士、人狼キラーでの回避が一般的かと思います。

能力を活かすためにもなるべく探索中に死亡せず、かつ他の人狼よりは先に処刑されるような立ち回りが必要です。市民陣営の役職COに対抗を積極的に行うのは基本的に荒ぶる人狼の役目になります。

初日襲撃の是非について

人によって判断が分かれるところですが、筆者は「否寄りの賛」です。
初日は人狼王が白人外を探しますし、丸呑み人狼の為の時間を作りたいのもありますので、即襲撃は論外。探索が長引いた際は丸呑み人狼を庇う意味でも襲撃して構わないと思いますが、猫又や人狼王にアピール済のハイエナなどを襲撃してしまう可能性はあります。

人狼4種の中で最も命が軽いのは間違いないですが、それでも親人外。
荒ぶる襲撃による数減らしが最終的な勝ち筋になるパターンもありますので、軽率すぎる襲撃は避けましょう。


丸吞み人狼


裂けた口でなんでも丸呑みしてしまう人狼

通常の襲撃の代わりに「丸呑み」を行う人狼です。
丸呑みの概要としては以下となります。
・守りの像や巫女の能力で守られていても丸呑みできる
・反撃の像や能力発動中の人狼キラー、猫又を丸呑みしても反撃や道連れをされない(ただしサイコには反撃され呑み込めない)
・呑み込んだ相手が暗殺者や聖騎士であっても、腹の中で能力を使用されることはない
・呑み込まれたプレイヤーの視点は丸呑み人狼の視点となり、キャラ操作ができず議論にも参加できない
(ささやく双子及びテレパシスト、あるいはその交信対象の場合、秘密チャットを見ることはできるがやはり発言はできない)
・吞み込まれたプレイヤーはその議論中は生存している判定であり、議論参加者の過半数が人狼であってもゲームは続行される
(=指導者や市長、ギャンブラー次第で市民陣営に勝ちの目がある)
・呑み込まれたプレイヤーは、議論終了後に丸呑み人狼が生存している場合消化されて死亡する
・丸吞み人狼が処刑された場合、直前の探索で吞み込まれたプレイヤーが一斉に丸吞み人狼の腹から飛び出し次回探索以降復帰する

最大の強みとしては、やはり死体を出さずに襲撃を行うことができる点です。これにより、死体報告さえされなければ探索時間を目いっぱい使って3,4人を一度に丸呑みすることも可能です。また、丸呑みは襲撃と違って証拠が残らない為、仲間と連携し経路や視認を騙れば捕捉されにくくなります。
丸呑みした人を秘密チャットで報告する際は、どこで丸吞みしたかを添えると味方が視認情報を騙りやすくなります。これは意外と言わない人が多い。

丸呑み人狼が複数人を丸呑みし、荒ぶる人狼が市民陣営の対抗に出てそのプレイヤーを処刑させるor荒ぶる人狼が処刑される流れが理想。
丸吞み人狼が猫又や人狼キラーを処理できれば、荒ぶる人狼も存分に暴れることができます。

余談ですが、純愛者やテレパシストが丸呑みされた状態でそのつき先が処刑されると死亡通知ログが2回出てきます。シュール。

「「ローラが死亡したぞ!」」


上記のように王女王20人部屋レギュラーともいえる4種類の人狼は全て役割が異なっており、それぞれが自分の役割を遂行することが肝要です。


狼信の毒グモ


人狼陣営のリーサルウェポン。
議論中に殺害したいプレイヤーの役職を当てると殺害することができますが、間違えると自身が毒で死亡します。

王女王20人部屋の白人外は基本的に毒グモ+αで構成されます。
強力すぎる能力ゆえ、1ゲーム中1回のみ使用可能な設定の部屋が多いです。
襲撃耐性により探索時間での処理が困難な女王に使用することが殆どですが、場合によっては丸吞みの為に聖騎士を処理したり、確定白の役職を毒殺してPPに持ち込んだり、といった使い方もあります。

プリンセスを把握した場合に毒グモに指示を飛ばす人狼王もいますが、無防備なプリンセスなど襲撃すればよいのにわざわざ一度限りの毒を使用するのは無駄でしかありません。毒グモが吊られそうな場合に使わせるという程度にするべきです。

人狼王の次に重要ともいえる存在ですが、白人外であるが故にその命は非常に儚いものです。
人狼陣営としてはいかに毒グモを生かしておくかが勝敗を分けるカギとなるので、毒グモ自身も襲撃されないような立ち回りを心掛けたいところです。

指定された場合の回避について、白人外全般に共通しますが基本的には殺害能力持ちの役>襲撃耐性持ちの役で出るべきと思います。女王に対して毒が使えないので丸呑み人狼に全てを託す形です。
また、能力を使用済みであればノーマルの狼信者と変わりないので積極的に役職COの対抗に出てよいです。最悪事故で3COになっても、それはそれで内訳を濁らせることができるのであり。2COで固まった時にぬるりと3CO目で出て対抗両偽主張で処刑先をブレさせるのも面白いです。

指定された後COして役職を炙った後ですが、能力の使用は投票時間ギリギリまで待ちましょう。人狼王から指示があるかもしれませんし、対抗が人狼陣営の騙りである可能性もあります。すぐに毒を使って自滅してしまっては対抗の狼の偽まで露呈してしまいます。露出した確定役がある場合、対抗ではなくそちらを毒殺するのも視野。


ささやく狼信者


人狼に味方する危険で狡猾な人間

2024年9月現在、ダンジョン人狼で唯一誰が人狼かわかる人間です。
人狼ジャッジメントのささやく狂人とは異なり、探索中に狼からの襲撃を受けることがありません。

狼と内通できていること以外に何の能力もありませんが、それがシンプルながら強力。視認や経路を騙って議論を明後日の方向へ誘導したり、市民陣営の役職COの対抗に出て処刑を促したり、他の白人外と比較してより緻密な作戦を実行できます。

他の白人外と異なり人狼による襲撃事故がない為、聖騎士や暗殺者に殺害されなければ常にPP要員として存在し続けられるのも強みです。
反面、全ての処刑指定が人狼だったりと何もできない展開では本当に何もできずに仲間が処刑されているのを見ているだけ、ということもあります。


狼信のハイエナ

死体を骨まで食するハイエナ

探索中に死亡者が出た際に通知され、設定によっては死体の位置がマーカー表記されます。死体付近で「食べる」ボタンを押すと死体がマップ上から消えるため、死体報告ができなくなり探索時間を長引かせることができます。死体のある位置に向かうということは人狼に遭遇し襲撃される可能性も高くなるということですが、人狼王の目の前で死体を食べるなどして認識されれば襲撃されることもなくなります。アイテム「疾風の羽根」を引いた場合は積極的に人狼王のもとへ飛ぶのもよいです。
「死体を食する回数」が無制限であれば荒ぶる人狼や人狼王と共に行動することで1探索で4,5人の死体を食べることも。その間に丸呑み人狼が暴れられれば文句なしです。

なお豆知識ですが、オウムが死亡した際にも即座に死体を食べてしまえば能力による報告が発生しません。滅多にないケースですし失敗すると即探索終了となりますが、露出したオウムでもハイエナが周囲にいる場合は襲撃するのを視野に入れてもよいかもしれません。


黒猫


人狼に味方する不思議な力を持つ黒猫

処刑された際、人狼ではない人物を一人ランダムに道連れにします。
20人部屋では黒猫以外の白人外が狼信の毒グモ(と純愛者orテレパシスト)のみであることが多く、処刑された場合裏目になることは少ないです。
(もっとも、道連れの結果グレーが狭まって人狼候補が絞られてしまう場合もありますが…。)

立ち回りとして、進行阻害の為初日の聖なる鈴獲得報告を騙るのもよいですが、あえて完全潜伏しておくことで人狼の猫又回避に対して黒猫置きされるのを期待するのも一考です。黒猫が配役に存在するだけで確定人外を処刑する場合でも女王の道連れを懸念することになるため、猫又対抗が発生した際に放置するという選択肢が取られやすくなります。

指定を受けた場合の回避として面白いのは呪われし者CO。反応から女王が透けることを期待できますし、ほぼ確実に処刑を受けられるので能力の発動が期待できます。


悪徳政治家


不正投票で議員に当選した悪徳な狼信者

議論中に能力を使用することで、選択した2人の票を入れ替えることができます。ただし、自分(と処刑見送り)は選択できないため悪徳政治家本人が処刑対象になってしまえば能力を使えません。
また、能力を使用した後に指導者の能力を使用された場合は指導者の指定が優先されます。

文句なしで白人外トップの凶悪な能力。
市民陣営の武器である議論による投票をちゃぶ台返しでき、女王を処刑することさえ可能です。
ただし基本的には1回制限であるため、上記のように指導者に無効化されては渋いので指導者の能力使用後あるいは指導者死亡に期待して中盤に使用したいところ。尤も、襲撃や処刑により能力を使わずに死んでしまうのが一番勿体ないので、人狼王から指示があれば議論時間終了間際に使用してしまいましょう。


闇ギャンブラー


スリルを求めて人間を裏切ったギャンブラー

人狼Jで言うとギャンブル狂。
議論の際票をためることができ、任意のタイミングでそれを一度に投票することでうまくいけば処刑対象を変更することができます。

派手な能力ではありますが、上記の悪徳政治家のほぼ劣化であるため今作では今一つ影が薄いです。
(悪徳政治家の能力では凶悪すぎる故にこちらが採用されるパターンも見られはします)
一応差別点としては、自身が処刑される場合でも溜めた票を放出して別の人を処刑することができる点があります。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
後日市民陣営の役職解説も投稿しますので、良ければそちらも是非ご覧ください。

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