火山の噴火をコントロールするカウンセラーは、グスコーブドリ、竈門炭治郎、鉄腕アトムと同じか?

【質問】いつもスタエフ放送、誠にありがとうございます。
今夜の放送にもあった飢餓感をガッチリ抑え込んだ愛着不全タイプが、その超自我の指令のまま(?)、人との繋がりや社会的な承認など色々な欲求を抑え込んで、安らぎを得たとしても、それは活火山のしばしの静止期間であって、やがては必然として爆発するのでしょうか?
だとして静止時間は最大どれくらい続くと思わ れますか...?
また以前言われてた「特高システ ム」はこの抑え込みと同義ですか?それとも別物か?またはこれも含む広義なことでしょうか?( 質問者さんが愛着障害.不全.安定型のいづれかは判断出来ないとも言われてたので)

【お返事】特高システムは私の造語ですが、この記事で説明しています▼

愛着不全の人がこの特高システム(強すぎる超自我=ガマン)を働かせている間は、安定期のように見えますが、火山活動は地底で活発になっている時期なのです。火山とは怒りですね。

この休火山から活火山に急変する(爆発する)時期は、いつなのかは予想できません。火山の噴火を予知できないのと同じくらい難しいのです。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。

■ガマンが崩壊するとき(怒りの大噴火)

このガマンですが、場合によっては一生噴火しないことも考えられます。これは火山が安定していたわけではなくて、単に爆発しなかった要素が重なっていたにすぎません。要素というのは、例えば、自分が無意識でガマンしていることを感じさせないよう、感情をマヒさせたりすることです。

しかし、噴火の予兆は色々起こっており、周囲の人はその火山活動に気づいていたかもしれませんが、本人が気づかなかったに過ぎません。無意識的に気づかないようにしていたのです。

ある意味、本人が気づいていないことは、本人にとっては幸せなことともいえます。周囲は大変ですけどね。

本人が気づくには、本人と周りとの人間関係が不調になっていって、自分でも「なんだか苦しいな」と思えるようになることです。
例えば、子育てがうまくいかない、仕事での人間関係がおかしい等です。
こういうことに気がついてくると、爆発時期は接近しているといえるでしょう。その爆発を促すのがカウンセラーです。

しかし大爆発を起こしては困るので、カウンセラーはちょうどいいころ合いを見計らいながら、カウンセリングを行い、小噴火を促していきます。ちょうど、宮澤賢治のグスコーブドリのような感じです。彼は火山局に勤めていましたね☺

◇警察システムと特高システム

質問者さんのおっしゃるように、こころの抑え込みが特高システムです。同義です。

警察システム(超自我)は誰のこころにもあって良きものですが、特高システム(強すぎる超自我)は廃止すべきものでしょう。(実際、太平洋戦争終結で廃止され、平和が訪れました。)

廃止するには、火山活動を操作できるグスコーブドリの存在が必要です。その存在の一人がカウンセラーです。グスコーブドリのように命をかけているわけではありませんが、火山局のような仕事をしています。

■グスコーブドリの伝記

さて、グスコーブドリのあらすじを紹介しておきます。アニメにもなっているので、ぜひご覧になってください。おススメです。

グスコーブドリは木こりの名人を父として誕生します。ある年寒波が来て飢饉になって、両親は心中、仲が良かった妹は知らない男に連れ去られます。

ブドリは勉強して、飢饉に対応する技術を学びます。しかし不作が続きます。その後、ブドリは縁あって火山局で働くことになり、火山噴火を操作する技術を学びます。火山を噴火させ気温を変動させて、豊作をもたらします。妹とも再会し、妹夫婦と幸せに暮らしていました。

ある年、また大寒波がやってきて飢饉の危険が迫ってきました。両親が死んだときような大寒波です。ブドリは、火山を爆発させて温暖化させて飢饉を回避させる計画を火山局に進言し、自分が犠牲になって火山を爆発させるために、火口へ向かいます。

大寒波が鬼だとすると、なんとなく毀滅の刃っぽくないですか?人々の飢饉を救う仕事をしていたブドリは竈門炭治郎ですね。

◇鉄腕アトム

このブドリの最後は、鉄腕アトム(アニメ版)のラストとかぶります。アトムも人類を救うために、太陽の異常な活動を抑えるためのロケットに乗って、太陽へ突入していくのです。

■まとめ

  • 愛着不全の人は休火山であり、いつ爆発するか分からない。

  • カウンセラーの役目は、グスコーブドリが働いていた火山局のようなもの。火山の噴火をコントロールするのが仕事。

◇ラジオのおやすみ談話室:ちなみにアトムの誕生日を知っていますか?2003年4月7日らしいです。アトムを生み出した手塚治虫の虫プロダクションは、場所を転々とし、現在は私の居住地である新座(志木のとなり)にあります。そのためか、JR新座駅でかかる発車のメロディーは鉄腕アトムです!また虫プロダクションは高田馬場でスタートしたので、JR高田馬場駅のメロディーも鉄腕アトムです。

⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。

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