Amazonブラックフライデーで売上アップを狙うためのプロモーション戦略3選
こんにちは!ソウルドアウトの星野 武敏です。
年に2回開催されるAmazonのビッグセール。大々的にCMを始め積極的に宣伝され、たくさんの商品がセール価格で販売されます。年々注目も集まってきており、開催されるたびに最高売上更新のニュースが出てくるほど……!
もちろん、EC事業者としては一気に売上を伸ばすチャンスであり、新規ユーザーに多く接触できるチャンスでもあります。
6月に開催された「プライムデー」に続き、11月26日(金)より「ブラックフライデー」が開催!
これまでは11月末から12月頭で「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」が立て続けに行われていたのですが、今回は「ブラックフライデー」のみの開催です。
ビッグセールでは、いつもどおりのやり方ではなくセールに合わせた対策が必要です。今回のnoteでは特に、「プロモーション」の戦略にフォーカスした対策を3つご紹介します!
1. 2週間前からトラフィック増加目的でセール商品の広告キャンペーンを強化
ビッグセールでは、セール期間のみ広告配信を強化して売上を確保していくだけでは、実は不十分です。いかにセール開始前から広告配信を強化するか?が重要になっていきます。
なぜセール開始前から広告配信を強化する必要があるかというと、理由は下記2点です。
①2週間前頃からAmazon社が積極的にプロモーションを実施するため
2週間前頃からユーザーが多く流入し、どの商品を買うかを探し始めます。そこで広告を出してたくさんのユーザーに接触しておけば、セール当日の商品の購入に繋がります!
②売上がAmazon内SEOや広告ロジックに影響を与えるため
まず、Amazon内SEOにおいて、上位が決まる基準の一つが売上です。特に直近の売上が大きく反映されるため、セール前に広告配信を強化することでSEOが上がり、セール期間でAmazon内SEOランクが高まります。
また、広告ロジックにおいても同様に売上が影響しています。売上が多い商品のほうが、広告が配信されやすくなります。そのため、事前に広告を配信することでセール期間に売上を大きく伸ばせる土壌をつくることができるのです。
2. 広告予算の大幅な増額、日予算設定の大幅引き上げ
こちらは言わずもがなではありますが、セール期間中、通常と比較すると非常に多くのユーザーが流入します。すると、当然ながら広告の配信量は増えるため、広告費が大きく増加します。また、競合他社が入札を強化するため、クリック単価も高騰します。
ソウルドアウトの広告運用データでは、前回のプライムデーでは通常日と比較して表示回数は約3倍、クリック数も約3倍と大幅な伸びが見られました。加えて、クリック単価も約1.5倍となったため、広告費は約4倍と非常に利用額が伸びています。
そのため、該当の期間の予算増に対応するため、十分な予算の準備が必要です。加えて、広告で設定している1日の予算の設定も、いつもの設定のままだと1日の予算制限に簡単に達してしまい、夕方や夜に広告配信ができない……といったことになりかねないため、日予算の設定は大幅に引き上げておきましょう。
3. タイムセール・クーポンへ参加
タイムセールやクーポンへの参加も、広告と同等に重要な戦略です。もちろん、タイムセール価格やクーポンをつけることでユーザーは安く買えるのでたくさん売れるようになる可能性は高まりますが、それに加えて下記画像のような「バッジ」が付与されるのが大きなポイントとなってきます。
「バッジ」が付与されると、付与されていない商品と比較して視認性が高まり、ユーザーの目につきやすくなり、商品ページへの流入数が増加します。また、広告と合わせて実施すれば広告経由での流入数も増加させることができ、相乗効果を期待することもできます。
加えて、ビッグセール限定でのセールに参加できれば、通常のバッジではなく、異なる色のセール限定のバッジが付与されるため、さらにユーザーから注目を集めることができます。
以上、プロモーション戦略3選のご紹介でした!まだまだセール期間には間に合います。しっかり準備してセール期間で売上を大幅に伸ばしていきましょう!
【執筆:星野 武敏】