Yahoo!ディスプレイ広告「コンバージョン数の最大化」自動入札アップデート機能の最新導入事例
はじめまして!ダイレクトマーケティング本部 第5アカウントグループのツッツーです。
私の主な業務は、お客様とコミュニケーションをとる営業、Yahoo!・Google・LINEをメインとした広告運用・広告クリエイティブ制作です。
今回のnoteでは、Yahoo!ディスプレイ広告(以下、YDA)に11月10日よりリリースされた新しい自動入札タイプである「コンバージョン数の最大化」について、導入事例も一緒にお伝えしていきます!
*参考:【ディスプレイ広告(運用型)】新しい自動入札タイプの提供について
コンバージョン数の最大化とは
概要
指定した予算内でコンバージョン数が最大になるよう自動で入札価格を調整する、新しい入札タイプの一つです。
推奨利用条件
直近7日間のうち、キャンペーン単位でコンバージョン数が50件以上
ほかの入札戦略、例えば広告グループ単位でコンバージョン単価を最適化する「目標コンバージョン単価」とは、最適化する粒度やコンバージョン数の推奨値が異なります。
推奨条件に当てはまらないキャンペーンでも設定自体は可能ですが、成果が安定しない可能性があるようです。
利用可能なキャンペーン目的
・コンバージョン
・アプリ訴求
・商品リスト訴求
「ブランド認知目的」「サイト誘導」「動画再生」などでは利用できません。それでは、社内で導入した事例をご紹介します!
事例①
ある案件のキャンペーンで、「目標コンバージョン単価」と並行配信を実施しました。
「コンバージョン数の最大化」を導入したキャンペーンでは、
・予算によるインプレッションシェア損失率:改善
・獲得数:やや減少
・獲得単価:初動は高騰したが、安定すると「目標コンバージョン単価」とあまり変わらない
という結果となりました。
事例②
こちらは、「目標コンバージョン単価」で運用していたキャンペーンに、「コンバージョン数の最大化」を導入しました。
「コンバージョン数の最大化」を導入したあとでは、
・予算によるインプレッションシェア損失率:大幅改善
・獲得数:大幅増加
・獲得単価:改善
という結果となりました。
※ただ、本事例については、「コンバージョン数の最大化」を実施する1週間ほど前からキャンペーンの内容(リンク先やクリエイティブ)が変わった影響も含んでいます。
まとめ:導入おすすめ案件の3つのポイント
導入事例より、今後「コンバージョン数の最大化」の導入をおすすめする案件は、
①日予算に達していて、「予算によるインプレッション損失率」が高い
②コンバージョンがつきやすい
*推奨:直近7日間、キャンペーン単位でコンバージョン数が50件以上
③獲得単価を上げずに、表示回数(配信量)を増やしたい
*獲得単価厳守の場合、「目標コンバージョン単価」を推奨
となります!
また、「コンバージョン数の最大化」を実際に運用してみて、
・クリエイティブが枯れるスピードが早い
・獲得単価(CPA)が厳格に決まっている商材にはあまり適さない
と感じました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!Yahoo!ディスプレイ広告の運用の参考になれば幸いです!
おまけ
僕はよくカピバラに似ていると言われます(笑)。
【執筆:ツッツー】