【漫画】「凪のお暇」が30歳で退職した私の現在と共感でしかない
※ネタばれはありませんのでご安心ください!
漫画「凪のお暇」(コナリミサト作)。アラサー無職・恋人なし、人生のリセット中の自分と共感するところも多く「読まなくてはならぬ・・・!」と妙に惹き寄せられて一気買いをしました。(2019年8月時点、5巻まで出ています)
漫画大賞2018年度3位にランクインしているだけあって、女性コミックながら男性も十分に楽しめる作品です。
場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!! (Amazonより引用)
空気の読みすぎ疲れ
(画像:Amazonより引用)
凪は常に周りを気にして「空気を読んでしまう」人間。そのせいで本来とは異なる”大人しい良い子”キャラが定着し、生き辛さが出て来てしまいます。
会社やグループ等の集団行動で、人間関係を円滑にして行くためには空気を読む(調和をとる)ことは必要なことかもしれません。でも、もし自分の意見を押し殺しているのであれば、いつか心が嘘に耐えられなくなり爆発してししまうかもしれません。
例えば「会社を辞める」決断をした時、その背景にどんなドラマやゴタゴタがあったとしても、他人が聞けば"辞めた"と言う一言で伝わることです。他人は自分が思っている以上に興味が無いと思い、人の目を気にし過ぎない勇気も必要だと思います。
環境を変えること
(画像:Amazonより引用)
都会から少し離れた東京の立川で、凪はスマホも解約し「のんびり」ライフをはじめます。職場や住んでいるところを変えると、環境がガラッと変わります。職場は簡単に変え辛いので、手っ取り早いのが引っ越しです。
縁もゆかりもない地方や、海外に移住となるとハードルはものすごく上がりますが、いま住んでいる場所から小一時間程度の距離に引っ越すのであれば比較的たやすいことだと思います。ですが、「今の環境を変えられない」「誰も知り合いがいない」「金銭的に難しい」等、やらない理由を探して一歩を踏み出せない人が多い気がします。
今と変わらないことも、もちろん有りです。ただ、現状を嘆くのであれば"何かを変えること"を選択肢の1つとして考えるのも良いんじゃないかなぁ…と思います。
ワクワクする凪のお暇ライフ
同じアパートの住人も個性的で、凪も様々な影響を受けます。達観した小学生うららとシングルマザーのうららママ、隣人ゴンはパーティーオーガナイザーと言う名のイベント屋、恋愛映画好きのおばあさんなどなど…。
共通するのは、他者からの評価を気にせず「自分らしく生きている」こと。彼らと一緒に成長し、節約しながら日々の生活を楽しんでいる凪を見て「人生の夏休み」のようでとても惹かれます。
わたしも凪と同じく、安定した収入や職場環境を手放して(今のところ)ゆるっと暮らしています。急かされる生活をしなくなると、体感する時間の流れがびっくりするくらいゆっくりに変わりました。
会社員時代、休日に2-3個予定を入れるのが当たり前だった時と比べ、1日1つでも出来れば良いかな…とペースが1/3に落ちました。その分、例えば家事にしてみても、一つ一つのことを丁寧にこなす心の余裕が生まれたように思います。
大事なのは自分がどうしたいか
「やりたいことが分からない」なら、環境を変えてみるのも手です。
今乗ってきている人生のレールから外れることは、この世からの拒絶くらい怖さがあります。路頭に迷わないように心配してくれる人?はレールを外れることに否定的である場合もあります。親切心なのだと思いますが、自分自身の意思が固まっていないと、その否定的なアドバイスに流されがちです。
まだ見ぬ未来への不安から恐怖心もありますが、その踏み出す一歩目が新しい人生の始まりでもあります。
人生100年の時代ですし、モラトリアムの期間があっても良いと思うんです。
「空気は読むものではない、吸うものだ」と気付き、仕事と恋を捨て人生のリセット中の凪。深く考え込むことなサラっと読める漫画なので、秋の夜長におすすめの漫画です。
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