子どもにエビぞりを教えていたら、カニみたいに泡を吹いたんです。
【無料で全部みられます】
子どもが生まれてから、
いつか来るだろうと思っていたことが、遂に現実になった。
0時くらいに、子どもの体がやたら熱いから、測ってみると39.6度。
えええ!?いつの間にそんな高温に…。
風邪は引いていたものの、熱はなかったはずだったのに。
「こりゃ後遺症が残るかもしれない」とよくわからない想像をしながら、
グーグル先生で「赤ちゃん 高熱 対処」と検索。
39度以上だったら病院へ、という情報があったので、
夜間救急に対応している病院を調べる。
え、2つしかないんかーい!
とりあえず近い方の病院へ電話をかけるも、
重症患者さんがいるらしく、そんな余裕はなさそう。
仕方なく、家から30分ほどかかる病院に電話をかけ、
診てもらえるということだったのでブイーンと車を走らせる。
ごめんよ、パパとママが気づかないばっかりに…。
深夜に車に乗せられた子どもは、何を考えているんだろう。
熱があるくせに、なんだかニヤニヤしだした。
息子よ、救急で対応してもらうんだから、
先生の前ではちょっとは辛い素振りを見せてくれ。
いざ病院に着くと、5組ほどの他の患者さんが。
なかなか呼ばれない。
うんうん、仕方ない。
きっともっと緊急を要する患者さんがいるのだ。
こういう時こそ、冷静に。
親の心配が、子どもに伝染するはず。
おそらく待たされるということは、この子は大丈夫なんだろう。
待つこと1時間半。
ようやく診察室に呼ばれ、先生に診てもらえることに。
「ここに来るまでのエピソードを教えてください」
え、エピソード?エピソードって?
やばい、なに。感動するようなエピソードを話さないといけないの?
子どもが、なぜ生を受けたのかぐらいから話したほうがいいのかな。
ということは、妻と出会った時のエピソードから話さなくてはいけない。
実は、もともと先輩の彼女でありまして…
先生、その話2時間はかかりますが!?
「病院に来ようと思った特別な症状ってあります?」
あ、、、、なるほど。そういう意味か。
エピソードって、この人の単なる口癖か。
なかなかエッジが効いている先生だ。
「この人は、大人と違ってウイルスと対抗する力が強いんです」
こ、こ、こ、この人?この子じゃなくて?
あ、あれかな。
うちの子をちゃんと一人の人間として見てくれているのかな。
若くて顔も整ったイケメンなのに、
なかなかエッジが効きすぎているじゃないか。
けっきょく診断結果は、
「なんらかのウイルスに感染したんだろう」とのこと。
赤ちゃんはよく熱を出すから、
3日くらい高熱が続かなければ大丈夫らしい。
けっきょく薬をもらって帰ることに。
先生のキャラが強烈すぎて、途中からそわそわした。
「先生のこと気に入ったんでしょ?」と、妻にはなぜだかバレていた。
うん、できることならもう少し話したかった。
もっともっと「エピソード」って聞きたかったなあ。
今朝、子どもの熱は平熱に。
2時間くらいしか寝てないから正直しんどい。
ということを会社で言っても仕方ないから、バレないようにアクビ。
いやいや、病院の皆様、深夜にお騒がせしました。
他の患者さんの待ち時間を増やして、申し訳ない。
次からは、慌てないで対処できそうです。
こうしてまた、我が家に新しい「子育てあるある」が加わった。
先生、逆にちょっとしたエピソードをくれてありがとう。
今度は「子どもにエビぞりを教えていたらカニみたいに泡を吹いたんです」
ぐらいのエピソードは用意しておきますね。
※購入しても何も続きはないですが、頂いた100円でコンビニコーヒーが買えます。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?