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【過去の空】solaさんは何故、遅咲きのトランスジェンダーなのか?③ ~終~

みなさんこんにちは、solaです。
私がココ(今)に至る話を書きたいと思います。
前回は、社会人になり仕事に逃げ込み、それでも駄目で、結局投げ出した所まで書きました。
3回目の今回は、最後の一歩を踏み出して、カミングアウトするまでを書きたいと思います。


一歩を踏み出すきっかけ

姪っ子ちゃんが生まれて、全てを投げ出して、フラホルしてメンタルが壊れて一歩が踏み出せずにいた時、声を掛けられます。
声を掛けたのは、私が入社した当時から親しくしてくれていた女性の先センパイです。
センパイとはタイミングが合えば、一緒にランチへ行ったり、飲みに行っていました。
そんなセンパイから突然、「〇〇ちゃん、女の子になるの?」と言われて顔面蒼白に。(ちゃんで呼ばれる私😅)
このときは、冗談半分で、「女子力磨いてます!」なんて言って、お茶を濁しましたが、先輩に聞くと、ここ最近、肌が綺麗になって、髪も綺麗に伸ばしていて、丸っこくなって、可愛く女子力が高くなったらしいです。
確かに、フラホルして、肌の質感や、髪の質感が変わって、体重なんか10kg近く増え如実に影響が出ていました。
体重に関して言えば、フラホル以前は50kg未満でしたので、健康診断では常に痩せすぎ判定でした。(痩せすぎた身体も嫌いでした。)

そんなセンパイと、ある休日二人で食事に出かけた時に決定的な事を言われます。

「〇〇ちゃん、胸あるでしょ?」と言われてフリーズ…

なにか知らないけど、この時「終わった~」と思いました。
フラホルして、多少なりともふっくらしてきていましが、本人隠しきれてるつもりで、肌とか髪とかも、以前と変化無いとおもってましたが、全部バレていました。

まあ、お酒の勢いもあり、先輩に懺悔しました。
悩んでいたこと、これから先の事を全て話し、センパイは全てを受け入れてくれました。

今まで誰にも話した事が無かった、私の中の思いを話せた事で、なんだか、心が少し軽くなり、背中を押された気がしました。

センパイと、遠出した時の写真
センパイからの、鋭い指摘

見えたスタートライン

センパイに懺悔した後、変にフラホルするより、ちゃんと先生に診てもらった方がいいと言われ、クリニックを予約して一歩を踏み出すのです。

それから、クリニックに通い、カウンセラーさんと数回カウンセリングを行い、正式にホルモン注射を初めて数ヶ月が経った頃、先生から診断書を頂きました。

病名:「性同一性障害」と書かれた診断書を頂いた時、初めてスタートラインが見えました。

梅雨が明けそうで、薄手で過ごせるような陽気の、その年の半分が終わりそうな日の事でした。

カミングアウト

診断書をいただいて直ぐには、家族にカミングアウトしませんでした。
優柔不断な性格、臆病な性格な私が言えるはずがありません。
ひたすら悩みます。

診断書はあるけれど、これを見て、聞いてどう思うのか、どう思われるのか、私としては、今の状況(身体的にも、精神的にも)脱したいとは思うものの、なかなか踏ん切りがつきません。

8月が誕生日だった私は、誕生日にカミングアウトすることにしました。
何か、キッカケが無いと何も出来ない私には、丁度よいタイミングです。

誕生日当日、タイミング悪く両親がコロナになったらしく、母にLINEでカミングアウトすることに。

そして母からの1つ目の返信を見て、号泣していました。
そう、気付いていました、というか、気付かないはずがありません。

ある時から、変わっていく私を見ていた母を思うと、黙っていいた罪悪感、
普通な事をしてあげられない罪悪感、今までの全て思いが溢れて来て、涙が溢れて止まりませんでした。

LINEの返信をみて号泣 (´;ω;`)

最後に

こうして、私はトランスジェンダーとしての一歩を踏み出すのでした。

振り返れば、遠回りし過ぎのようなきがしますが、その時はどうする事も出来ずに、逃げ込んでいたのだと思います。

もう少し、自分に正直なら、もっと早くとも思いますが、
それを考えても仕方ありません。
今は、これからどうしたいのかを考えていきます。

最後まで、お読み頂きありがとうございました。
また、次の記事でお会いしましょう。(^^)/


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