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「好きなことを仕事に」を、プチ体験する方法

「好きなことを仕事にできるのは、一部の才能がある人だけ」
「好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまう」

私は長年そんなふうに信じて生きてきました。たぶん子どものころからだと思います。

周りの大人も同年代も同じように考えている人が多く、それが世界の常識なのだと固く信じていました。

ところが去年キャリアスクールへ入会したのをきっかけに、考え方が少し変わりました。

スクールには多様な働き方をしている人たちがたくさんいて、好きなことを仕事にしている人もいました。

そして驚いたのが、いい意味でみんな「ふつうの人」だったことです。生まれながらに特別な才能や特殊な環境に恵まれていたわけではない。ただ決定的に違うのは、行動量がとてつもなく多いということでした。

もしかして、たくさん行動して努力すれば、だれでも好きなことを仕事にできるのかもしれない。私はそう考えるようになりました。

ただ、大好きで最高の仕事に突然出会えてさくっと転職できるかといったら、現実的に可能性は低そうです。まずはスキルシェアサービスでお試ししてみようと考えました。

結論として、好きなことを仕事にするプチ体験をできたので、この記事ではその体験談をシェアしてみようと思います。


まずは自己分析から

どんなサービスなら自分が楽しみながら提供できそうかを考えるために、まずは自己分析から始めました。

①ついやってしまうこと=好きなことを考える

好きなことを仕事にするためには、あたりまえですが好きなことがなにかをわかっている必要があります。私はこれがそもそもわかりませんでした笑

私は同じことを続けるのが苦手で、すぐに飽きてしまいます。趣味はいろいろあるものの、ローテーションで飽きてはまってまた飽きてを繰り返している状態です。そのため、本当に好きなことなんて結局ないのかもしれないと思っていました。

そこで、代わりについやってしまうこと(なんなら罪悪感を抱くほどに)を考えることにしました。その結果がこちらです。

・読書
本を読まない日が1日もない。やりたくないことからの逃避的な側面もあるので、やってしまった……と罪悪感を抱くことも多い。

・人の文章を読む
芸能人などではない、ふつうの人たちのブログを読むのが子どものころから大好き。こんな生活をしている人もいるんだ!とか、こんな考え方の人もいるんだ!と思えるのが楽しい。自分との共通点を見つけるのも楽しい。基本的に人間という存在が好きで、それを感じられるから好き。

・人に情報を与える
本を読んだりネットサーフィンをしたりしていると、情報を発見しては「これ友人のAが言っていた考えに近いかも!」「Bが好きそう!」などと思い、その人たちに連絡したくなってしまう。自分としては良かれと思ってやっていたのだが、ある日Xで「訊いてもいない情報を勝手に教えてくる人は、頼んでもいない生魚を大量に渡してくる人と同じくらい迷惑。食べきれない」というようなツイートを発見し、罪悪感を抱くようになった。
※私は情報をくれる方のことが好きです

上記3つが好きかと改めて自問自答すると、「いや、べつに、好きかな……?」としらける答えが返ってきてしまうのですが、たぶん好きということで進めます。上には大好きとか書いてるけど。矛盾。

②強みを見つける

これはストレンクス・ファインダーという診断テストを受けて発見しました。


ストレングス・ファインダーは、その名の通り自分の強みを発見するツールです。私の上位の強みの一部はこんなラインナップでした。

・着想:アイデアをたくさん思いつく
・内省:知的活動が得意
・親密性:誠実な1対1の人間関係を作る
・個別化:一人ひとりの個性を見抜く
・最上思考:平均以上のなにかを最高のものに高めたい(弱みは克服しようとせずに切り捨てるタイプ)、周りの人がなにを得意としどのような仕事に向いているかを見極める

※これが上位5つというわけではない(今回の話に関係しない強みはカットしました)

③自分にできないことやこだわりを考える

最後に、自分にできないこと・やりたくないこと、こだわりなどについても考えてみました。

その結果、「たとえその人が欲しがっていたとしても、長期的に見てその人のためにならないようなものは、その人に渡したくない」という思いがあることに気づきました。

抽象的でとてもわかりづらいのですが、とにかくこだわりが強めというのは抑えておきたいポイントだと考えました。

サービスを考える

長くなってしまいました。ようやくサービスの企画段階に入ります。

いったん自己分析結果をまとめます。

■好き
・読書
・人の文章を読む
・人に情報を与える
■得意
アイデアをたくさん思いつく、知的活動、誠実な1対1の人間関係を作る、一人ひとりの個性を見抜く、平均以上のなにかを最高のものに高める、周りの人がなにを得意としどのような仕事に向いているかを見極める
■こだわり強め

この中でだれかに直接与えられるものを探します。たとえば、読書や文章を読むことは、受動的な行為なので外します。

※読書は本質的には能動的な行為であると思いますが、ここではサービスの話をしているためいったん受動的行為としておきます。そしてこの注釈はきっといらない。

・個別に合う情報を与える
・個性や強みを指摘する

この2つが、人に直接与えられそうです。ですので、パーソナライズした情報やその人の強みを教えてあげるようなサービスができるかもしれないと考えました。

たとえば、これでもし私の好きなことが投資であったとすれば、「個人にヒアリングして、その人の性質に合った投資スタイルやポートフォリオをアドバイスするサービス」が提供できたかもしれません。

私の好きなことは読書と人の文章を読むことだったため、こんなかたちになりました。

依頼者の書いた文章を読んで、その人に合った本を紹介する。そしてその人の文章ならではの個性や魅力を、感想として伝える

上記に得意なことをプラスして、より具体的にしていきます。

・アイデアをたくさん思いつく 
→変わった角度からの選書ができる。依頼者が今後文章を書くときのネタを考えることもできそう!(『書く習慣』の人気ぶりをnoteで見て、書いて発信したい人がたくさんいることを知り、需要があるのでは?と考えました)

・知的活動が得意
→「ファンタジーが好きな方だからファンタジーをおすすめする」というやり方ではなく、なぜファンタジーが好きなのかを抽象化・深堀りして考え、新たなタイプかつぴったりな本をおすすめできるかも。

・誠実な1対1の人間関係を作る
→依頼者への誠実な対応ができる

・一人ひとりの個性を見抜く
・平均以上のなにかを最高のものに高める
・周りの人がなにを得意としどのような仕事に向いているかを見極める
→選書にも感想にも役立ちそう。

・こだわり強め
→自分の理念に合わない本をおすすめするのはむずかしいので、お客さまとミスマッチが起こらないように、注意事項を付して回避する。

これらすべてをまとめ、ついに生まれたのがこちらのサービスです!🎉

画像を作るのはとくに好きではなかったので、苦労しました笑

好きなことを仕事としてやってみた感想


このサービスを購入してくださった方のおかげで、好きなことを仕事としてする経験が人生で初めてできました。その感想をこちらに綴ります。

①シンプルに楽しい

自分の好きなことと得意なことを詰め込んだ仕事なので、取り組んでいる最中もとっても楽しく、いきいきとできました。

自分以上にこの仕事がぴったりな人いないかも(※自分で生み出したのであたりまえ笑)?!と、ノリノリで取り組むことができます。

②感謝の気持ちがあふれる

楽しんでやっているので、お金がもらえることに感謝の気持ちが湧いてきます。とくに初めて購入してくださった方には心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

正直に言えば、現行のままだとこの選書サービスはお金を稼ぐ手段としては機能しません。対応にかなり時間がかかってしまう上に、プラットホームから22%の手数料を徴収されるからです。ですが、やっていて楽しいため、しばらくはこのままにしてみようと思います。

ほかのことなどで忙しくなって生活が圧迫された場合、サービスのかたちや単価を見直すかもしれません。

最後に

結構長くなった気がするのですが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

スキルシェアサービスで好きを仕事にするプチ体験を積むのは、楽しいので本当におすすめです。興味を持った方はぜひ「好き」や「得意」を自由に組み合わせてトライしてみてください。

もし不明点などあれば、私でよければ相談に乗ります。人が強みを発揮しているところを見るのが好きなので!

選書サービスの依頼も、もちろんお待ちしています。


5/10追記
好きなことないなあって思ってたけど、自分でこの記事を書いたことを忘れていました。

語学とかも仕事にできたりするかな?

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スイ
読んでくださりありがとうございました📚🤍

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