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自分の髪を受け入れたら、自分を肯定できるようになった話
前回のnote(半年も前だった!びっくり)は、「天然パーマの髪と向き合う」という内容で、ショートにしたての頃の内容だった
今も、ショート&地毛の癖っ毛のまま過ごしている
去年の12月に縮毛矯正をかけてから1年が経って、ほとんど矯正がかかった部分は無くなった
ようやくこれが自分の髪だと言えるようになったくらいに地毛部分が伸びた
1年前から変わった事としては、「自分を肯定できるようになった」があると思う
地毛にしたくらいで?と思われるかもしれないが、私のこれまでの人生で、髪はとても重要な部分に位置していたのだ
中学の頃、自分のまとまらないゴワゴワの言うことを全く聞かない髪と、周りの子のサラサラでストレートな髪を比べて、毎日それに近づけようとアイロンを通していた
朝、時間の無い中アイロンを通しても、全く綺麗に伸びない自分の髪を毎日恨んだ
結局綺麗にならなくて、鏡を見ながら泣いた日もあった
自分のその日の機嫌は、髪次第だったのだ
今思えば、髪の毛に振り回されていた
それが劇的に変わったのが、「縮毛矯正」だった
髪の綺麗なあの子みたいに、風に靡くまっすぐな髪になれたことが嬉しくてたまらなかった
でも、嬉しさはそう長く続かない
自分の頭皮から元の髪の毛が伸びてくると、まっすぐな髪の毛の途中で、急にうねった変な角度の髪が入ってきて、扱いにくくなり始める
伸びてくるたび、自分の髪の毛に嫌気がさした
しかも、曲がった髪を縮毛矯正で無理矢理まっすぐにした髪の毛の見た目や触り心地は、元からまっすぐな髪には到底及ばない
私は常に、街ゆく人の綺麗な髪を眺めては、なんでああいう風になれないのだろうかと落ち込んでいた
髪に対して強く執着していたことがとてもよく分かる
このことから、私は髪の毛を自分の中でとても重要視し、かつ、自分の髪を否定することを通して、自分までもを否定していた、と癖毛を活かし始めてから気付いた
地毛を活かした動きのあるショートヘアにして、周りの人に髪の毛を褒められることが増えた
自分が元から持つものを褒められること=自分がこのままでも良いと受け入れられること
に繋がっていった
外にはねる襟足も、「これを活かしたいので切らないで下さい」と美容師さんに伝えるほど、自分の髪が好きになった
今はもう、街ゆく人の髪の毛と自分の髪を比べて落ち込むことなんてほとんど無い
自分はこの髪の毛で良い、いやこれで良かった!と思えたから
これまで髪の毛を自分の日々の中で重要な位置にし、ケアや縮毛矯正に取り憑かれていた私はいなくなった
人は、コンプレックスに感じることほど過敏に反応し、周りがあまり気にしていないことまで悩んでしまうのだと、とてもよく実感した
自分の髪の毛を受け入れたら、ありのままの自分を肯定できるようになった
そして、前よりも気持ちが前向きになった
良いこと続きだなぁ
これからは、癖毛を活かして色んな髪型に挑戦したいと考えている
イメチェンは大好きだから、突然変な方向に走ることもあるかもしれない
それでも、一生一緒にいるこの髪を、受け入れ、楽しみ続けたいと思う
おわり