「結果そうなる」流れを大事にするフットボール〜枝D〜
フットボールを引き算で整える。
目からうろこの理論。
本日私が指導する中学校のサッカー部で行われたフットサルの練習試合で、三軍相当の“Cチーム“が最も好成績を上げた!(唯一の引き分け)
AチームでもBチームでもない。
『最もテクニックがなく、最も走れない』Cチームがなぜチームで最も功績を上げたのか。
「結果そうなる」の実践についてお話します。
テクニック下手、走れないでも一番守り、チャンスを作った“Cチーム“
A、B両チームは大量失点の負け。
そんな中、
「ボールをまともに止めれられない、5メートルで普通にパスミスをする。」
そんなレベルのCチームの1年生5人のチームが唯一引き分け。
そのポイントは、最も素直に『枝D』を実践したから。
枝Dの基準は3つ。
・ボールにいかない。
・進行方向から面で迎えうつ
・仕上げは腕
できないから、シンプルにできることをやる。
結果ボールが残る。
相手と入れ替わり、決定的なシーンを最も多く作ったのもCチーム。
みるからに、いやプレーする姿を見ても明らかに「弱い」けど、結果
ボールを奪うと、良い形で攻撃をやり切れてしまう。
※A、Bはボールに行くから、あっさりとやられてしまう。(登場の仕方もはまらない。)
上手って何?
一般的な指導は、できることを増やしていくことで、個人は上手くなり、チームも強くなると考えられていると思います。
私も従来そうやって指導をしてきました。
しかし、『枝D』に出会ってからは、
指導することがいたって、シンプルになりました。
「ボールに行かない」
ここを選手が意識すると、攻守にわたって、自然と良いポジションを取り続け、結果
・ボールが奪える
・シンプルにゴールに迫る攻撃
となる。
このことをCチームが証明してくれました。
一番下手だと思われたCチームが結果を出した。
上手いって何?
そんなことを考えさせられました。
身体操作の成果もじわじわと出ている
最近は、身体操作についての指導が増えています。
ボールを何とかしようと身体が居着いてしまうような状態ではなく(『軸足が登場する場面を減らす』)走る動きを大事にする。
これにボールが同調するようなトレーニングを廊下トレーニングで繰り返しおこなっています。
そのせいか、フィジカルの弱い子でも、ボールを奪った瞬間にキュキュットボールを持ち出したり、相手のプレスをいなすようなボールの受け方をしたり、スルスルと相手に寄せていったりとできるようになってきました。
もちろん、ボールを自在に扱えるに越したことはありません。
ただ、重心の移動をスムーズに行うところのボールも同調させるなど、いかにスムーズに動くか。
そこにボールがついてくることを主眼にトレーニングをしています。
練習試合で課題を克服
うちのチームは弱い上に、人数も少ない。
身内でやっていると質の高い攻撃ができない。だから縦軸を簡単にずらされるチームには、枝Dを発動することができずにやられてしまいます。
冬場の体育館トレーニングでのフットサル練習試合は、この課題をクリアする格好のチャンスです。(ここの2年はコロナで実施できなかった)
来週の練習試合も楽しみです!
まとめ
枝Dの実践によって上手いの概念が覆されました。
✔️一番下手なCチームが結果を出した理由
できないからこそ、シンプルに枝Dを実践したから。
✔️上手さイコールできることを増やすのではない。
ボールに行かないを徹底することで結果ボールを奪い攻撃ができるようになる。
✔️身体操作のトレーニングによって、重心移動がスムーズになると、ボールを奪ったり、受けたり、攻撃をしたりの行動がスムーズに行えるようになる。
※今回の試合の驚きの結果はこちらでも発信しています。聞いていただけたら幸いです。
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