全く何の接点もない私の心にも強い影響をもたらしたオシム氏が5月1日にご逝去されました。
YouTubeでもいろんなサイトで追悼の動画が流れています。
私は、オシム氏と直接の接点はありません。
しかし、オシム氏の一言一言が私の脳を刺激し、魂を揺さぶり続けてきました。
「自分の頭で考えなさい」
「本当にそれで良いのか?」
人生を生きる上で、大切なことをサラリと言われるオシム氏。
自分にとっても『恩師』のような存在です。
オシムの含蓄のある言葉。
大事なことは、昨日どうだったか、明日どうかではなく、今日一日を大切にすること
いうことがいつも哲学的で、時には謎めいています。
ユーゴスラビアに忍び寄る内戦の不穏な空気の中で、『ユーゴスラビア代表監督」として、どの勢力にも加担することなく、選手を愛し、チームを愛して戦い続けたオシム氏。
彼こそ、本当の『コスモポリタン』といえるのではないでしょうか。
内戦下では、家族とも離れ離れになる苦難も味わう。
どのようにして、人は戦争に走るのか。
国家とジャーナリズムに対して、厳しい目を持ちながらも、マスコミを通じて発せられる言葉の根底には愛がある。
だからこそ、オシム氏と関わった人は誰もが、その人柄に魅了されるのではないでしょうか。
オシム氏は、サッカー監督として、ジェフを常勝軍団に変容させ、ナビスコカップ優勝というタイトルをもたらした。
さらには、その手腕を買われ、日本代表監督に抜擢され、
「日本を日本化する!」
と聞いたこともない驚きのテーマを掲げたことも私の記憶には新しい。
「ライオンに襲われたウサギが肉離れを起こしますか?」
と選手の準備不足をバッサリと切り捨てることもあれば、
試合の終盤で決定機を外した『佐藤勇人選手』を批判するマスコミに対し
「90分間走り続けたボランチが、ゴール前まで走っていることをなぜ、君たちは誉めない?」
気遣うコメントをしたり。
発言の根底には「いつも相手のことを真剣に考えている」ことを感じます。
本当に愛の人なんだな。
ナビスコカップ優勝時には、「殺されるかと思った」と胴上げを拒否。
なんかお茶目なところもあります。
惜しい人を亡くしました。
しかし、彼の理念は多くの人たちに引き継がれていくことでしょう。
私もその1人として、教育やサッカーに携わっていこうと思います。
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※私は心の根っこを育むkindle作家✖️教師として毎月本をAmazonより出版してきました。