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この映画のせいなのか。
妻が突然Tver?か何かで踊る大捜査線を見始めました。

私は、妻が垂れ流すTverをついついみてしまうといういつもの構図。
1997年フジテレビ制作。
脚本君塚良一。

踊る大捜査線』(おどるだいそうさせん)は、フジテレビ系列で放送された日本の刑事ドラマシリーズ。連続ドラマとして1997年1月7日から3月18日まで「火曜9時」枠で放送された。その後シリーズ化されテレビドラマ映画舞台で展開された。その後も「踊るレジェンド」としてテレビドラマや映画のスピンオフ作品が作られた。

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誰もが知っているであろうこのドラマ。
今改めて見ると、全然色褪せてなくて逆に新鮮。

1997年。あなたは何歳で何をやってた?

私は、教員7年目。新天地で念願の中学校勤務に異動。授業、部活、生徒指導にバリバリとやっていた時代。

そんな当時、このドラマをリアルにみた記憶はない。

どちらかというと
「事件は現場で会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!」
のキャッチコピーを売りにモノマネ芸人がやっている『室井さん』を演じる柳葉敏郎や『青島』を演じる織田裕二や『和久さん』演じるいかりや長介のモノマネの印象の方が強い。

今回改めて、シリーズをみてみると、モノマネの精度の高さを逆に感じて笑えました。

そして、織田裕二も、柳葉敏郎も若い!
当たり前だよね。27年前なんだから。

27年前といば、私も32歳の血気盛んな若者。(あなたは何歳笑)

そんな当時のことを思い出しながら、視聴して感じた三つのことをお話ししたいと思います。

脇役で出てくる大物を発見するのが面白い!

今は主役を張っている大物俳優が犯人役なんかでちょくちょく出てくる。

怨恨から湾岸暑ないで暴れたちょっとオタクっぽい犯人。
誰からと思ったら

阿部サダヲ!!

こんな役で出てたんだ!
当時だったら、サラッと流していたと思う。

こんな感じで、デビット伊藤と定岡正二がコンビで強盗班やってたりとか(笑)

あっ、そういえば内田有紀も交通課の警察官で登場。

今も美しいけど、当時もビューティー&プリティーでしたよ!



平成は分煙していなかった?


青島刑事こと織田裕二は常に咥えタバコ。

署内でも喫煙者が混在!

平成って分煙してなかったけ?

昭和と令和を描いた『不適切にもほどがある』
では、昭和の校長室に苦情に来た吉田羊の面前で阿部サダヲがタバコをスパスパふかしていたシーンがありましたよね。
「これはあくまでも、1980年代当時の状況を忠実に再現するためにやっています」的なテロップで注釈まで入れる配慮ありましたね。
※ちなみに私の昭和の記憶では、小学校の低学年の時、教室の担任の先生の机には灰皿があり、タバコ吸ってました(苦笑)

分煙が徹底されていないどころか嫌煙権なんてナッシングだったのは、これっ昭和のことであって、平成はもっと現在に近い時代だと思ってた。

でも、自分のことを振り返ってみると、学校内に喫煙部屋がありました。

しかも、第二職員室と称する『喫煙者の部屋』に生徒を呼び出し、煙がもうもうと立ち込める中で生徒を指導。

流石にそれはありえん!

と喫煙をしない私たちが声をあげて、校長が元に戻し、謝罪するということもありました。(校長も喫煙者)

今のように嫌煙権が認められ、分煙が法律になったのは、2020年4月1日ですから、本当につい最近(とはいっても7年前ですけど)なのだと改めて知ると驚きました。

2020年4月1日から改正健康増進法が完全施行されました。2019年7月から、すでに学校、病院、行政機関、児童福祉施設は敷地内禁煙(屋外喫煙所は設置可能)になっています。
それ以外の施設は、4月以降は健康増進法の基準を満たした喫煙専用室以外は原則禁煙となります。
※2020年4月1日時点で営業している飲食店で、資本金5000万円以下、客席面積100平米以下の場合、保健所に届出書を出せば、従来通り飲食しながら喫煙が可能になります。
喫煙専用室、喫煙可能室など喫煙可能な場所は、20歳未満立ち入り禁止になります。例えば飲食店では、加熱式たばこ専用喫煙室であれば、加熱式たばこに限り喫煙しながら食事ができますが、
20歳未満のお客様は同席することはできません。

心に響いた名言!「出来損ないでもね、命はってんだ!!」

踊る大捜査線といえば、
「事件は会議室で起きているんじやない!現場で起こっているんだ!」
とか、
「レインボーブリッジ封鎖できません!」
などの名言がすぐ頭に浮かんでいたのですが、今回は意外な人の意外な言葉が心に響きました。

テレビシリーズの最終回。

日和見主義で保身に走ってばかりのアミーゴス

でもなんか憎めない三人。

神田署長が本庁に対し言い放ったセリフです。自分と袴田と秋山の3人で辞表を提出して、現場の刑事たちを守ろうとする気概を見せます。

まさかあの署長責任をとって辞表を叩きつけるなんて、清水の舞台から飛び降りるぐらいの決断だったと思います。

でも、一緒に辞表を出してスリーアミーゴスで署長の辞表のみが受け取られ、他の二人は自分のポケットに戻すあたりのコミカルさもこのドラマの楽しいところかもしません。

終わりに


キャリアとノンキャリア、警視庁捜査一課(本店)と所轄の軋轢。
警察のメンツを優先する上層部と現場の刑事たちの壁。

上からの無茶な指令に耐えながらも、地道に捜査に向かう現場捜査員の人間模様に、恋愛も交えながら見るものを飽きさせない手法は今の警察ドラマの源流のように感じました。

そんな中で、良い味を出していたのは、和久さんではないですかね。

まさに昭和の叩き上げの頑固な刑事。
堅物だけど人情に厚い。

「正義なんて言葉は口に出すな。死ぬまでな…心に秘めておけ」

このセリフ心に刺さりましたね。

人って正しさを全面に出せば、何でも通ると思ってしまいがち。

でも正義って人それぞれ。正義がぶつかって戦争にもなるわけですから。
互いに自分たちの信じる正義を主張するから余計に始末が悪い。

ドラマを超えて、実在の和久刑事が呟いている。
そんな錯覚を感じてしまう、いかりやさんの演技は大したものですよね。

あっ、そうそう。
高木ブーさんと8時だよ全員集合バリのミニコントのような会話もあったりするのも、個人的にはお宝発見的な喜びでしたね。脚本素晴らしいです!さすが君塚良一です。

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