超個人的問題が全体に影響するスピリチュアルの世界
台風の被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
能登も復興が進んでいない状況を見聞きしております。わたしのできる範囲にはなりますが、被害地への支援を続けていきたいです。
さて、分離とワンネスについて先日の投稿より考えています。というのも、『スピリチュアルってあやしいと思われてる』等を今でも時折気に留めてしまうからこそ、昨今再始動した錬金術の教本から、これらに関わるキーワードが目につきます。またそのキーワードが分離とワンネスに関わっているようにも思います。
前回も書きましたが、現在は分離が極まってワンネスに転換を始めて数年が経ったところです。ですから分離意識がまだまだ優勢で、わたし自身もこれまでの分離意識の影響と向き合ってもいるところです。
『スピリチュアルって・・』『ヒーラーは・・』などのスピ系に関しての意識がまだ大衆で優勢なのは、このような世界が【明晰性】では語れないからだと思います。(だからこそ、神仏にすがりたい時の人の心につけ込む悪意が暗躍するのかもしれませんが。)
【明晰性】【明らかではっきりしていること】は、数やデータ等で示せるか等になりますが、それはこの世界では大変困難です。なぜなら、人のお手伝いをする際のチャネリングやワークなどをご提供させて頂く時、この世界は極めて個人的だからです。
その名の通り物質世界ではない、精神・魂・意識の世界にヒーラーは働きかけます。過去生や魂の誓願、カルマ、霊障、高次の存在、宇宙系等は、言葉での説明ではある程度統一できますが、実際には個々人のスピリチュアル世界でのことだからです。
霊障やカルマは家系由来のものもありますが、例えば、Aさんを主軸で見る時と他のご家族を主軸で見る時とは大まかな内容が同じであっても影響の度合いや弊害等は異なります。パラレルワールドも加えるとより複雑になり、Aさん個人の世界はより極まります。
しかし、超個人的な問題の解消が世界全体に変化をもたらします。個人が癒されることで、その人が放つ波動や言動は変化し、その人の周囲に与える影響も変わります。また、その個人が癒された、問題が解消した、意識が変化した事により産出された”可能”や”肯定”が、集合意識や集合無意識にも影響します。これはワンネスの世界です。
超個人的世界と相対している段階では、ある目的と効果を目指して構築されたエネルギーワークをご提供していますが、得られる目的等の方向性は同じであっても、その効果の現れ方やスピード感は受ける方によるんですね。無償ヒーリングを受けた場合も、受け取りやすい人と受け取りにくい人がいるのは事実あります。(これはその方の”許可範囲”に関わっています。長くなるのでまた今度)
ですが、「だからしょうがない」とか「わかる人だけに伝わればいい」とは言いたくなくて、わからない方や知りたい方にはなるべくセッション内で説明しておわかり頂いたり、受け取りやすいように努めたい、努める必要があると思っています。わたし自身がわからないことやわかってもらえないことに悩んできてますから。
少々脱線しましたが、このように【明晰性】を大衆に示すことが大変困難であるため、【明晰性】を是とする社会にとっては、スピリチュアルやチャネリング、”魔法みたいな“ヒーリングやエネルギーワーク等は『あやしい』の対象になりやすいのだろうと思います。
ですがやはり世界は変わってきていますし、だからと言ってこれまでの社会が【明晰性】や分離意識一辺倒かと言えばそんなことはないですよね。神道や仏教、陰陽五行説やアーユルヴェーダ等々あります。
芸術はまさにスピリチュアルな世界です。アーティストの超個人的世界観によるアートを、言葉で語らず何なのかを明らかにしなくとも、そのアートに触れた人が好きなように解釈して勝手に癒されたり覚醒したりしてます。そこはけっこうワンネスの世界。
余談ですが、先日ベクシンスキーの作品を見てぐわんぐわんと揺り動かされました。。夜中に見るのは控えた方がいいかもしれない。。ポーランドに行って実物が見たいです。