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結婚を前提にとか言ってる方が結婚に真剣じゃない説

京大卒元メガバンカーの総一郎です。


先日、メンバーのイクミさんと通話をした。

彼女は去年ようやく社会人になったばかりのピチピチの24歳なのだが、社会人一年目を終えるとすぐに会社を退職し、コロナ禍だろうが関係なくカナダにワーホリに行ってしまったような破天荒なおてんば娘だ。

今ではカナダで出会ったフィリピン人の彼氏とカナダライフをエンジョイしている。

誰の悪知恵のせいでそんな破天荒な人生を歩んでいるのか。

きっとクレイジーな黒幕がいるに違いない。

全く困ったものである。

そんな彼女のカナダライフを詳しく聞いてみたいものだがそれはまた別の機会に譲るとして、

毎回脱線する通話の中で展開した僕の暴論を今回もご披露する。

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▼結婚を前提にとか言ってる方が結婚に真剣じゃない説
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「もう歳も歳だから遊びに使う時間は無い」
「遊び目的はお断り」
「結婚を前提に」

という人がいる。

もったいないなぁと思う。


一生一緒にいたいと思える人と出会ったら結婚したいという人もいれば、

〇歳になったらその時に付き合っている人と結婚したい、という人もいる。

あるいはその両方思っているかもしれない。

いずれにしても、確かなことは、「今はまだその時ではない」し「今はまだそう思える人に出会っていない」ということだろう。

〇歳になったらその時に付き合っている人と結婚したい、という人は別に問題は無い。

その〇歳を待てば良いだけで結婚という目的は果たせるだろう。

問題は、一生一緒にいたいと思える人と出会ったら結婚したいという人だ。


もう一度念のための確認だが、ひとつ確かなことは、「今はまだそう思える人に出会っていない」ということだ。


であればこの問題を解決する方法は明白だ。

「そう思える人に出会うまでひたすら多くの候補に会う」ということだ。


さて、ここにきて冒頭部分に戻ろう。


「そう思える人に出会うまでひたすら多くの候補に会う」という行動を起こすうえで、

「もう歳も歳だから遊びに使う時間は無い」
「遊び目的はお断り」
「結婚を前提に」

が ”ちぐはぐ” に見えてくるのではないだろうか。と思う。

気持は良く分かる。

たしかに、ただセックスだけしたい相手と過ごす時間は勿体ないかもしれない。

そういった相手との出会いを減らすために一定の効果は有るだろう。

ただ、それ以上に、「減らさなくても良い出会い」すら減らしてしまう可能性の方が高いだろう。

結婚への意志の強さで異性を分類してみる。

①セックスがしたいだけ。身体目的。やり目。
②異性の友達探し。飲み友探し。
③恋人探し。結婚は今のところ考えていない。
④恋人探し。良い人がいれば結婚したい。
⑤恋人探し。2~3年のうちに結婚したい。
⑥恋人探し。すぐにでも結婚したい。

冒頭の枕詞(まくらことば)が有ればたしかに①の人たちを寄せ付けないことは出来るだろうが、

②~④くらいの異性まで寄り付かなくなってしまうだろう。

「そう思える人に出会うまでひたすら多くの候補に会う」が「そう思える人に出会えていない」という現状を打破する解決策なのに、

①~④の相手との出会いをシャットアウトして、出会いの数全体を減らしてしまっているわけだ。

出会いを増やしこそすれ、減らすというのはあまりに ”ちぐはぐ” だ。

②~④の相手だって、「そう思える人」に出会えば結婚だって考える。


「そんなこと言ったって、こちらは今すぐにでもしたいのに、相手があと5年はしないと言ったらどうするんですか」

という声も聞こえてきそうだが、

相手が「あと5年はしない」と言うのは、自分が相手にとって「そう思える人」でないというだけのこと。

自分が相手にとって「そう思える人」であれば今すぐにでも結婚しているかもしれない。

あるいはそうではないかもしれないが、可能性の話だ。

いずれにしても、可能性を入り口で狭めすぎるのは勿体ない気がする。

今までの生活の中で出会ってきた人の中で「そう思える人」に出会えていないのであれば、今までの生活の中では出会えなかったような人に出会う必要が有る。

今までと違う選択をしなければ、今まで出会えなかった人とは会えない。

別に異性なら誰でも良いというなら問題ないが、

もし「そう思える人」と出会いたいのであれば、いつもと違う選択をしてみた方が良い気がする。

加えて、出会いは自分を必ず成長させてくれる。

「もう歳も歳だから遊びに使う時間は無い」「時間の無駄」

と思うかもしれないが、確実に目は養われる。

目を養うチャンスすら減らしていて「そう思える人」に出会う機会が今後増えるだろうか。

答えは明白だろう。

結婚を真剣に考えればこそ、

「そう思える人」に出会いたいと真剣に思えばこそ、

「結婚を前提に」なんて出会いを減らすことはしない。


さて、今回はどんな顰蹙(ひんしゅく)を買えるか、楽しみだ。


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