女子の知らない男子小便器事情
バツイチ子持ち京大卒元メガバンカー現ライターの総一郎(人生2周目)です。
先日、「子どもは下品な言葉が好き」だなぁという記事を書いたが、よく考えてみれば別に子どもに限らない。
大人もなんだかんだ下ネタが大好きだし、海外に行って最初に覚える現地語は挨拶の次に卑猥な単語だったりする。
下品ついでに今日は誰得で下品な記事を書いてみよう。
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▼女子の知らない男子小便器事情
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最近謎に気づけば数十分かけて男子小便器事情について女子に説明している瞬間が有った。
よく考えれば女子は男子トイレの中に入る機会など無いから、意外と男子小便器がどうなっているか知らないのだ。
男子ももちろん女子トイレに入る機会は無いが、きっと男子トイレの個室と同じものが並んでいるのだろうと想像しているし、事実そんな感じだと思う。
女子もなんとなく小便器ってこんな感じだろうとイメージは有るかもしれないが、想像の範疇を出ない。
だから、男子からしたらわりと当たり前の男子小便器事情も知らなくて当然なのだ。
さて、まず基本的なところから説明しておこう。
〇男子小便器の構造と歴史
男子がおしっこをするとき、男性器(以下「ホース」と呼ばせていただく)を手に持ち、放尿(以下「放水」と書かせていただく)する。
これを受け止め、最下部の穴から排出するのが男子小便器の役割だ。
構造は至極簡単。
ぶっちゃけ壁と排水口さえ有れば良いのだ。
事実、中国の田舎などに行くとただの壁と排水口という構造の男子小便器が有ったりする。
ただもちろん、これだけでは臭ってしまう。
だから放水の度、あるいは一定時間ごとに壁を水で洗い流す必要が有る。
僕が小さかったころ、つまり20年ほどまえは、男子小便器の上、目線の高さくらいに押しボタンがついていた。
放水を終えたら、ボタンを押す。
このボタンを押すと、貯水タンクに溜められていた水が一定量流れ、男子小便器に付着した尿を洗い流すという仕組みだ。
ただこのボタンを押すかどうかはユーザーに委ねられているし、ユーザー側も面倒だ。
だから、徐々に、自動ドアと同様に、赤外線を利用して自動で洗浄が行われる仕組みにシフトしていった。
一定時間男子小便器の前に立ち、用を足して立ち去ると、センサーが反応して自動的に洗浄されるという仕組みだ。
商業施設の個室トイレで手をかざすとトイレが流れるのと仕組みは似ている。
技術の進歩はめざましい。
〇放水の跳ね返り問題
女性は当然ホースで放水をしたことが無いのでお分かりいただけないと思うが、
男子はホースで放水をする際に、水勢の強弱やホースを向ける方向を絶妙に調整していたりする。
#個人差は有ると思うが
これも女性にはご共感いただけないと思うが、この男子小便器はただ壁に向かって放水しているのと同じなので、実は跳ね返りがすごい。
この跳ね返りを脚に浴びたくないがために遠くから放水したり、放水の勢いを殺したりと工夫をするわけだ。
ただ、前者の「遠くから放水する」という手段は極めて利己的だ。
当然終盤に差し掛かると放水の勢いが無くなっていくのだが、そうすると小便器と自分との間の床が汚れてしまう。
これは全世界共通の課題だ。
こういった利己的な放水を避けるために、
男子小便器の上の壁の、ちょうど用を足す瞬間の目の高さあたりに注意書きがされている所がたくさんある。
日本では「もう一歩前へ」、英語では「one step forward」などだ。
面白いのは中国で、「向前一小步 文明一大步(小さな一歩は文明の大きな一歩)」という、大げさなことが書いてあったりする。
〇放水の精度問題
尿意を我慢した後だったりするとホースを持つ手元が狂ったり、あるいは包茎な方だったりすると、放水の向きが定まらないことがある。
そうすると小便器の中に納まらず、これまたトイレを汚すことになってしまう。
これを避けるべく凝らされた工夫が有る。
すごく原始的なのだが、「的」を用意するのだ。
男子小便器のちょうど良い位置に、「◎」が刻印されていたりする。
そして面白いのが、この「◎」に的確に放水すると、おそらくその温度を感知して青色から茶色に変化したりするのだ。
至極単純だが、このゲーム性を持たせることで男子は単純に的を狙って放水をし、小便器の外に外さなくなるのだ。
他には、放水することで色が変わる消臭剤が排水口に置かれていたり、
クラブのトイレなどに行くと、男子小便器に溢れんばかりの氷が盛られていたりする。
氷が解けていく様を眺めながら放水をすれば、小便器の外に外さないというわけだ。
以上、男子小便器にまつわる、女子が知らないであろう事情を書き連ねたが、意外にも全世界で同じ課題を抱えていたり、細やかな工夫がなされていたり、技術の進歩によって進化していたりするのだ。
以上を踏まえて、「下ネタといえば」の「どぶろっく」の以下のネタを見るとまたひと味違う。
今日の息抜きにでもご覧いただければと思う。
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