通(つう)は本編だけじゃ満足できない
京大卒元メガバンカーの総一郎です。
僕は生産性や効率化にうるさいくせに、大のマンガ好きだ。
中学高校時代、仲の良い友人は親切なことに、テスト前になると決まって僕に新しいマンガを貸し、僕のテストの成績の足を引っ張ってくれた。
僕は翌日貸してくれる次の巻達を楽しみに、必ず一日のノルマの4・5冊を必ず読み終えていた。
睡眠時間とテストの点よりも優先順位は高かったのだ。
そんなマンガ好きによる“通な”マンガの読み方をご紹介しよう。
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▼ 通(つう)は本編だけじゃ満足できない
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マンガを単行本で読むと一話一話の間に作者が自由に使える空きページが生まれる。
これは連載を載せている週刊誌や月刊誌上の都合上、扉絵と呼ばれる左側1ページで開始する一話や、見開き(カラーなことが多い)で始まる一話が入り混じるので、それを一冊の単行本に纏めるときに帳尻合わせするために必要になるページだ。
通は本編だけでは飽き足らず、この空きページを味わう。
週刊誌や月刊誌でタイムリーに最新話を読むだけで満足という人もいる一方で、この+αの内容を単行本で楽しむのが通だ。
例えば、『NARUTO*』の空きページは非常に学びが多い。
*もはや知らない人はいないと思うが、週刊少年ジャンプで長年連載をしていた日本を代表する超大人気忍者マンガだ。欧米ではドラゴンボールよりも認知されている。
ちなみに、『NARUTO』は僕が人生で初めて自分のお金で単行本を買ったマンガだ。
おかげで隅から隅まで、空きページももちろん読んだ。
僕は『NARUTO』の空きページのおかげでマンガ通になったと言っても過言では無い。
『NARUTO』の空きページには、作者の岸本斉史先生が『NARUTO』を描くに至るまでの挫折や努力の連続が綴られている。
ネタバレになるので多くは語らないが、画風、画力、表現力、セリフ、書き文字、コマ割り等、マンガを面白くする上で考えるべき多くのことをどのように試行錯誤してきたか、影響を受けてきた漫画家は誰か等が語られている。
「神は細部に宿る」を実感いただけるだろう。
一流の努力を垣間見えるのでもはや本編よりも価値が有るかもしれない。
加えて面白いのは、空きページを読んでいると作者のバックグラウンドを知ることが出来るのだ。
ご存知の方はそう多くはないと思うが、岸本斉史先生は双子の兄で、実は双子の弟も同じく漫画家だ。
やはり血は争えないのだろうか、双子の弟とはやはり画風も似ていたりする。
じゃあ今度は弟の方の漫画も読んでみようか…となっていくわけだ。
(少ししか読んでないが…)
作者のバックグラウンドが面白いと言えば『DEATH NOTE』なのだが、語り始めるとキリが無いのでそれはまた別の記事にしたいと思う。
こんな読み方には興味ないという方も多いとは思うが、せっかく読むならタダ読むだけなのは勿体ない。
たかがマンガ、されどマンガで、得ようと思えば得るものは膨大なのがマンガだ。
一歩足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
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