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通(つう)が見ているのは今作だけではない

京大卒元メガバンカーの総一郎です。


僕は生産性や効率化にうるさいくせに、大のマンガ好きだ。

とはいえ読むマンガ読むマンガすべて購入していては資金力が足りない。

漫画家さんをリスペクトしている者としてはあるまじき行為だが、いかに無料でマンガを読むかを常に考えていた。

今は閉鎖されたが『マンガ村』という、マンガを違法アップロードしていたサイトには長年お世話になり、気になったマンガを読み漁っていた。

そんなマンガ好きによる“通な”マンガの読み方を今日もご紹介しよう。

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▼通(つう)が見ているのは今作だけではない
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マンガの空きページを読んでいると作者のバックグラウンドを知ることが出来て面白いという話を前回し、『DEATH NOTE』が特に面白いという前フリもしていたので回収したいと思う。
#『通(つう)は本編だけじゃ満足できない

マンガを描くには、当然だが多くの技術が必要だ。

絵が上手いという以上に、ストーリー作りもうまく無ければマンガにはならない。

マンガというのは、画家やイラストレーターに負けない画力を必要とされながら、小説家や脚本家のような物語の構成力が問われる、アート界の総合格闘技なのだ。

ただ、当然どちらか一方の能力がズバ抜けているものの、もう一方が足りないという漫画家さんもいる。

そういう方々がタッグを組み、作画と原作が別という作品が世の中には意外と多くある。

その中で最も有名といっても良い作品が『DEATH NOTE』だろう。

『DEATH NOTE』は原作:大場つぐみ、作画:小畑健。(敬称略)

小畑健はアニメ化までした有名な囲碁マンガ『ヒカルの碁』の作画も担当していたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれない。

ドラゴンボールのクリリンとONE PIECEのルフィの声優さんが同じと気づくと楽しいように、あの漫画とあの漫画の作画が同じと気づくのも楽しい。

「ワンパンマン」と「アイシールド21」の作画も同一人物だ。

『DEATH NOTE』で一躍有名になったこの「大場つぐみ x 小畑健」コンビだが、同様にアニメ化や実写映画化で大ヒットした『バクマン。』の原作・作画もこのお二人だ。

前フリが長くなったが、この、大場つぐみ x 小畑健、というより「大場つぐみ」のバックグラウンドが面白いのだ。

バックグラウンドというより、都市伝説といった方が良いかもしれない。

都市伝説のように噂が立つ理由は数々あるのだが、「大場つぐみ」は『とっても!ラッキーマン』の作者「ガモウひろし」と同一人物だという説がある。

詳しくはこちらのWikipediaの記事をご覧いただきたいが、
https://bit.ly/3zTvsFL

・『DEATH NOTE』の第1話に、主人公の夜神月の通う塾として「蒲生(がもう)ゼミナール」が登場する
・『BAKUMAN』のスペルの下部を少し隠すと『RAKIIMAN』に見える

等など、少年の心をくすぐられるような話だ。

また「大場つぐみ」の名前の由来についても面白い説がある。

「少年ジャンプ」の編集部には、持ち込まれた原稿のうち、本誌に掲載されることなく不採用(ボツ)となったものを保管するための、大きな×(バツ)印が描かれた箱がある。

そして、幾度となく原稿を持ち込むも、実力不足等でことごとくボツにされてしまう漫画家は、上記の箱にちなんで「大バツ組」と呼ばれている。

「大バツ組」→「おおばつぐみ」→「大場つぐみ」

原作者として再スタートを切ったが、ストーリー作成の才能に恵まれながらも画力がそれに追いつかなかったために、長らく「大バツ組」として不遇の時代を歩んできた自身に対する自嘲を込めてつけたという説だ。

ご存知の方も多かったかもしれないが、『DEATH NOTE』や『バクマン。』が大ヒットしたのは、こういうマンガ本編以外の部分でも少年の心をくすぐる部分が有ったからかもしれない。

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