IT素人がIT企業のPdMになったはなし。
実は私、今ではIT企業のプロダクトの執行役員をしていますが、IT企業は現職が最初でして。。。ITは全くの素人でした。
「はっ。IT素人の技術わかんねー奴がプロダクトの執行役員?」
と思われる方もいるかもしれませんが、私がどのようにプロダクト責任者になっていったか、まずはこれを第一回として数回の投稿に分けて紹介したいと思います。
この資料は私が、現職のPdMとして入社後3-4ヶ月目にLTで発表した資料です。
私の専門は学生時代からManagement中心で、日本の大学在学期間には日本の強みであるProduction Management(生産管理)を学習し、どうしても日本では学べないHospitality Managementを学習するために、フィンランドへ留学しました。
要は私は専ら「ビジネス型」人材であり、特に在学期間中、そして社会人最初の5年はマーケティングをとにかく専門的に掘り下げて、学習、そして実践してきました。
私の最初のキャリアは、英国系医療機器メーカーでの営業で、マーケティングを駆使しながら(当時を思えば頭でっかちでしたが)、それなりに成績を出し(たはず)、若干2年目後半でいわゆるメーカーのプロダクトマネージャー(以下プロマネ)に大抜擢されたのです。
*ちなみに私は日本新発売の最新機器と、業界No1の消耗品の2つのプロマネでした。
製造業におけるプロマネの役割は、開発ではなくあくまでマーケティング中心で”いかにサービスまたはプロダクトを顧客に届けるか”に焦点があります。というより出来上がっているサービスや製品を顧客に届けるため、どうしてもマーケティングが中心になってしまうのです。
*某化粧品大手などではプロマネと呼ばず、ブランドマネージャーと呼んだりします。
そんな私は、いわゆるモノ売りのプロマネとして「ゴミ」でも売れるような技術を磨きに磨き続けたわけです。*実際は素敵なプロダクトだったので、ゴミではないです。
そんな私が、ひょんな理由で現職のプロマネとして入社することになるのです。IT業界のプロマネに求められる最も重要なスキルセットはプロダクト開発です。まさかの私は開発に関しては素人だったのです。。。
資料にはそんな私の苦悩がまとめられています。
しかし、業界や役割が変わったとしても変わらない大切なことがあります。
それは「顧客を知る」ことです。
私がまず、圧倒的に知識、体験をすべく行動しまくりました。そうやって自分の存在価値を企業で高めていったストーリーです。
(それでも足りないと思っていますが。)
みなさんもどんな職種であれ、どれだけ顧客のことを理解しているか自答してみるといいかもしれません。