ソイカ/soica
映画や本の感想を
日常のなかの素通りしてしまいそうなことの備忘録です。
自己紹介
2000年生まれ。乙女座のB型です おじゃる丸にでてくる貧乏神のびんちゃんに似ているねと言われたことが嬉しかったです。 文学フリマに出るので、noteをはじめました。 根暗なのに、その場のノリで物事を決めてしまうのが良くないです。とてもよくないです。今から5月19日のことを考えて胃が痛くなります。 趣味、好きなこと 旅行✈︎ カフェ・パン屋巡り 乗り物に乗ること 何か新しいことに興味を持つきっかけは、 殆ど映画か本の影響を受けている気がします(。-_-。) ・休
ep.1 通知表にはいつも必ず、もう少し周りの人に興味関心を持ち、積極性を持ちましょうと書かれていた。そのことを大人になった今でも忘れていないのは、それは当時の先生が僕をよく見抜いていたという訳ではなくて、まるでトンチンカンな指摘だったから嫌でも記憶に残っている、ただそれだけだった。 僕は無害な人間ではないし、いつもにこやかに挨拶は出来ない。けれど、家族や少しの友人、それらの人には幸せになってほしいと無条件に思っていた。 それを冷淡だと言う先生がいるのなら、きっとその通
-プロローグ- 僕の兄は写真を撮ることが好きでした。 逆を言えば、写真を撮ることしか出来ませんでした。自作の暗室に籠り、光を当ててはいけないフィルムをとても大切にしていました。 兄が家から出られなくなったきっかけを僕は知らずじまいだったけど、彼にとってあのフィルムだけが外と自分を繋ぐ唯一の架け橋だったのだと思います。 兄は部屋の窓から少しだけカーテンを開け、外の写真を撮っていました。兄にとって暗室が唯一の安らぎだったのだと思います。ただ幼かった僕は暗室が兄と社会を隔て
色々な場所でおすすめの本として取り上げられていて、ドラえもんの秘密道具がでてくるお話。 この本を手に取る前の情報はそれくらいで、 「いつか読みたいな〜」くらいのテンションだった本。読む前のモチベーションが高かったか?と聞かれたらyesとは言えない。たまたま書店で「凍りのくじら」その文字が書かれた背表紙を見かけた。読んでみるか、いつか読まなきゃと思ってたし (今思えばこれだけ面白いと言われているのだから読んどかなきゃみたいな変な気持ちに囚われていたかも…(._.) ) 他
YouTubeにあげる映像作りました。 文学フリマのこと書きました。 [記録]東京、🗼 文学フリマ、 https://youtu.be/UVIaeXR6kCs
あのね、ってドラマがあったなーとか思いながら、 ハリカちゃんと彦星くんの病室のシーンで、すごく泣いた… ドラえもんの主題歌もたしか、あのねって言ってた気がする。 「あのね」って引力な気がする。 あのねって話し始められたら、例えば喧嘩中でも、どんなに居心地悪くても、 私はその人のほうを向いて、「ん?」てなる。 いつの日か、推しの1人が「優しい引力」と例えられていた。素晴らしい例えだ。 「あのね」もまるで優しい引力だ。あのねの一言でみんな、、すーっとそちらに引き寄せ
この映画は 静かにそっと手渡された、叫びのようでした。 この悲しみや辛さをまだ持っていていいんだ。 不恰好な姿のままの自分を少し大切にできそうな気がしました バスに乗れなかった藤沢さん、電車に乗れなくなった山添君。 あー、この人今、息するの苦しいんだろうな。今、ここにいてごめんなさいって思ってるんだろうな。自分が黙って否定しなければ、この場が丸く収まるからそれなら自分の意見なんて初めから無かったことにできる人なんだろうなって。 夜明けが1番暗いこと。 この映画を観て