大丈夫、と思える一冊さえあれば。
前の投稿からだいぶ時間があいてしまった。
何をしようにも安定して続けられない自分が嫌になるけれど、
これが今の私だから認めるしかない。
そんな私でも、調子の良い時に自分を見つめ返してみると、
続いていること、変わっていないこともある。
それは、本を読むこと。
なんの変哲もないことで、趣味と呼ぶよりも、日課のような存在だ。
私が本を読み続ける理由はきっと、
大丈夫だよ、と背中をそっと押してもらいたいから。
そして、そんな存在の本はきっとたくさんは要らなくて、
そんな、大丈夫と思える本が一冊さえあれば良いのだとも思う。
紙の本でも、電子書籍でも、
小説でも、写真集でも、
今日出版されたばかりでも、中古の本でも、
すぐ近くの本屋さんでも、ネットで取り寄せた本でも、
日本語でも、英語でも、
自分で買った本でも、誰かからもらった本でも、
どんなかたちでも良いから、出会ったその一冊に
今日もまた、大丈夫だよきっと、と言ってもらいたい。
そして、
いつか、誰かが、その背中に暖かみを感じられるよう、
わずかながらでも、その手助けをしたい。
あっちにもこっちにも情報があふれる今、
簡単なようでいて、”大丈夫”な本に出会うのは難しいことだと思うから。