千日「かいほう」行 124日目

11日、清荒神清澄寺と中山寺(中山観音)に「回峰」しました。10年ほど前まで姉一家が宝塚市に住んでいたので、姪の顔を見に行く途中に寺にも参拝しました。両親も孫の顔を見に娘一家に泊まりましたが、寺には参拝しませんでした。結局行き機会に恵まれず、今回、私が御朱印を頂いて「かいほう」して行きました。お土産の炭酸せんべいを仏前に供えました。

炭酸煎餅

清荒神清澄寺(真言三宝宗)は平安時代初期に宇多天皇の勅願で創建され、「火の神、カマド(台所)の神」を祀った「日本三大荒神」の一つとして知られています。火は万物を浄化する神聖なものとして古来より尊ばれてきました。火を扱う、かまど(台所)は家庭・会社の中心で、かまど(台所)が賑わえば、家庭・会社が繁栄すると言われています。境内には鉄斎美術館がります。亡父もその美術館に観覧したかったようです。

参考:清荒神清澄寺
http://www.kiyoshikojin.or.jp/

中山寺は聖徳太子の創建によると伝えられるわが国最初の観音霊場で西国三十三所観音霊場の第二十四番札所です。母はすでに満願しています。安産祈願に全国から腹帯を授かりに来る「安産の寺」としても有名です。姉も子供を産む前に祈祷しました。水掛地蔵は経木塔婆の供養所で、浄水を注いで亡くなった方の供養を行います。今回は亡父の供養はしませんでした。

参考:中山寺
https://www.nakayamadera.or.jp/

本堂から山道を登った奥之院には厄神明王を祀る本堂の左横に「大悲水(白鳥水)」があります。「白鳥石」といわれる苔むした巨岩の前の小堂の下から流れ落ちています。一羽の白鳥がこの岩陰に消えたとの伝説から「白鳥の泉」ともいわれ、厄除けの水として信仰されています。古代の応神天皇は祟りを鎮めるために忍熊皇子の墳墓へ使者を遣わせたところ、一羽の白鳥が飛び出でました。その白鳥は奥之院の大岩に降り立ち、その大岩より清らかな水が湧き出したとの伝説があります。

ブログ版「大和川水紀行」<清荒神から中山寺へ巡礼街道をゆく>
https://ameblo.jp/sohofujiu212/entry-12726362827.html


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