千日「かいほう」行 137日目
海洋冒険家の堀江謙一氏が83歳という世界最高齢でヨットによる単独無寄港太平洋横断を達成しました。米・サンフランシスコから紀伊水道まで約8500キロを69日間で航海しました。とても真似のできないことを、しかも83歳の「常人」とは思えない「冒険行動」には、常日頃からの鍛錬と備えがあるものと「解法」されます。朝日新聞の取材で今後の目標を問われて氏は「生涯チャレンジャーでいきたい」と話していました。
誰もいない山道をハイキングしている時や長いトンネルを歩いている時、「この先、どこへ行くのか」と不安や恐怖の襲われる時があります。その時、戻るか進むか判断して「チャレンジ」して行くことになります。そもそもわかっているようでわからない日常生活を生きていくことは、「チャレンジ」して行くことと「解法」されます。
最近、夜中になると母は何かと「怖い、怖い」と口にします。薄暗くて転倒する恐怖や、何か出て来ると不安になるようです。その時は「安心」させて、一人で行かそうとしますが、その時に母に必要なのは「チャレンジ」して行くことです。そういう意味では誰しも「生涯チャレンジャー」であるもとと「解法」されます。
堀江氏の「冒険行動」は誰にも真似できずとも、人それぞれの日常で出会う「冒険行動」への「チャレンジ精神」は真似して行けるものと「解法」されます。今の私には一つ一つの「かいほう」が「チャレンジ」して行くことになります。