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ヨーロッパ旅行①
こんにちは。少し前の投稿から期間が開いてしまいました。
理由としては先週一週間、授業が始まる前の1週間を使ってヨーロッパを何か所か旅行していたというのと、そのせいか数日風邪をひいてしまいダウンしていたからです。
今日からまた週1回を目安に投稿していきたいと思います。
よろしくお願いします!
今回の旅行では
ドイツ、ベルリン→チェコ、プラハ→オーストリア、ウィーン→ドイツ、ミュンヘン
の4都市をめぐりました。
今回は、ベルリンでの出来事を書きたいと思います。
ベルリンへ
自分がいるノルウェーのベルゲンから目的地へは飛行機で向かいました。
所要時間はなんと1時間30分。
早朝便だったので寝ていたらつきました笑。
ただ出発日のベルゲンでは大雪が降っており、そもそも飛行機が飛ぶのかどうか不安だったことと、雪のせいで交通機関が完全にマヒしていたので、タクシーに乗らなければならず、旅が始まる前から痛い出費でした。
じっさい特に遅延することもなく朝日の登る真っ白のベルゲンを眼下に収めながらベルリンへと向かうことができたのでよかったです。
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今回は日本の大学の友人と二人で行ったのですが、その友人がベルリンに向かう際に乗っていた飛行機が遅延し、経由便に間に合わず、パリで8時間立ち往生するというハプニングが起きてしまい、ひとまず一人で市内に向かいました。
市内へは電車に乗って向かいました。
ベルリンの交通機関ではヨーロッパではあるあるなのか、地域ごとにゾーンで分かれており、ベルリンではABCに分かれていて、市内はほとんどAで空港はCでした。
だからそれをカバーするチケットを買ったはずなのですが、買うことができていなかったらしく、しかも運悪くチケットを確認する係の人がちょうど乗っていた電車に乗ってきてしまい、罰金を払わされる羽目に。。
罰金は60ユーロだったので1万円くらいでしょうか。
初日から災難です。
係の人がドイツ語しか話さなかったので、困っていると近くに座っていた大学生の人が助けてくれました。
世の中優しい人がいるものですね。そのあとは大学生が下りるまで少し話をしました。
まあいい経験だったと思おうと思います。
ベルリン一人観光
なんやかんやありましたが、無事に宿にたどり着いて友人がくるまで何をしていようかと調べていたら、ついた日が日曜日だったこともあって、どこも開いていない予想をしていましたが、博物館はあいていることに気づきました。ドイツはノルウェーと同じように日曜日は基本的にすべての店が閉まることを聴いていたので開いていたのでよかったです。
代わりに月曜日は空いていなかったので、一人だけど行ってみることにしました。
ミュージアム島
ベルリンにはミュージアム島という博物館がたくさんある島があります。
この島は島全体で世界遺産に登録されている島で、歩いているだけで数多くの博物館を見つけることができます。
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自分はその中でノイエスミュージアムというところに行きたかったので行ってみることにしました。
主な展示は古代エジプト世界やローマ帝国時代の展示で、有名どころだと「ネフェルティティの胸像」などが展示されています。
自分は日本史選択だったので詳しくは知らないけど。
日本では古代エジプト文明に関する展示を見たことがなかったので、行く前から非常に興味がありました。
館内はとても広く、全部一通り回るのに2時間以上かかりました。
自分は説明を読みたい人なので、ゆっくり回っているとそのくらいかかると思います。
非常に面白かったです。
古代エジプト時代の棺桶や生活用品、また多くの美術品を見ることができとてもいい経験になりました。
個人的にはベルリンでは外せない場所だと思います。
ベルリン大聖堂
博物館を出るとベルリンでも雪が降っていました。
疲れもあったので宿に戻ろうとあるいていたらベルリン大聖堂を発見。
中には入らなかったけど、少し薄暗かったのもあって幻想的な見た目になっていました。
自分はキリスト教についての知識は全くないのに等しいのですが、建物を外から見るだけでもすごいなと思いましたし、圧倒的な迫力がありました。
でも寒かったです。
夜ごはん
夜友人がやっとベルリンについたのでとりあえずご飯を食べることにしました。
どうやらベルリンではケバブが有名のようで、ケバブを食べました。
5ユーロでおなか一杯になるし、野菜もたっぷり入っていて素晴らしいなと思います。
ノルウェーでケバブを食べようものなら、日本円で千円は必要でしょう。
おそらく日本と比べたら5ユーロも高いのかもしれませんが、ノルウェーの物価を考えればこの一週間はほぼ歓喜に等しい物価でした笑。
味も文句なし。とてもおいしかったです。
二日目
二日目は基本的に第二次世界大戦時の歴史勉強にほぼ全振りしました。
狙ってというよりかは結果的にそうなったというべきだと思います。
日本ではあまり第二次世界大戦中の出来事でヨーロッパの事例を出されない傾向にあると思うので、新しいことをたくさん知ることができ、非常に勉強になりました。
チェックポイントチャーリー
ここは東西ドイツが分断していた時代に主に西側の軍人や外交官などが東に向かう際に使われていた検問所のようなもののようです。
また東ドイツからすれば社会主義から西ドイツへ自由を求めて逃亡する場所でもあったらしいです。
正直建物自体は特に特筆するべきことはないのですが、その近くにあった博物館では、東ドイツの人々がどのようにして西ドイツに逃亡していたのかや、終戦後のソビエトによる強行的な政治体制に対するベルリン市民の抵抗運動などに関する展示がありました。
印象的なものとしては、車を改造して、エンジンルームの部分に人が入るスペースを作り、その中に人を入れて逃亡していたという、実際の車が展示されていたことです。
スペース自体は本当に人一人がギリギリ入れるか入れないかのスペースだったのですが、それをしてでも西側に逃げたい人々がいたという事実を知ることができたことは非常に良い経験だったと思います。
テロのトポグラフィー
ここではナチスドイツ時代のユダヤ人迫害、虐殺などを含んだナチスの始まりから終わりまでの歴史を多くの写真と説明文を通じて知ることができます。
入場料は無料でしたし、正直かなり生々しい写真が多く残されていて、本来あまり知られたくないであろう歴史を無料で誰でも見ることができるというのは、ある意味で勇気があることだと思ったし、大切なことだと感じました。
オーディオガイドもあり、非常に多くの言語に対応していました。
あまりにも生々しいものが多かったので写真を載せることができないのですが、ナチス政権がどのように力をえて、どのような経緯、どういう方法でユダヤ人迫害、虐殺にいたり、戦時中の外交政策、そしてどのようにナチス政権が終わりを迎えたのか非常に詳しく知ることができ、非常に勉強になりました。
虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑
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ここでは、迫害されていたユダヤ人がどのような気持ちでいたのかを実際にあるくことによって体験することができます。
外から見ると、ただただ灰色のブロックが並んでいるだけのようにみえ、
最初のうちは周りがみえていて、特に変わった様子はありません。
奥に進むにつれて気づかぬうちに低かったブロックが身長の高さを超えてさらにはおそらく3メートルくらいの高さになっています。
また地面も常にグネグネと勾配があって不安定感を感じさせられました。
うまく言葉にするのは難しいのですが、
終わりが見えない不安感と足取りがおぼつかない不安定感によって、心理的に閉塞した感じがして、ネガティブな気持ちにかられます。
迫害されていたユダヤ人の人々はこれ以上に終わりの見えない、また光の見えない環境に置かれていたのだろうと感じました。
ブランデンブルグ門
歴史勉強はここまでにして、これぞまさにベルリンだというブランデンブルグ門に向かいました。
さすがにたくさんの観光客がいましたし、迫力がすごかったです。
知っている人もいるかもしれませんが、門の上にある勝利の女神ヴィクトリアはナポレオンがベルリンに到達したときに、ナポレオンが持って行ってしまったらしいです。
ナポレオンは名前しか知らないけど。
門がある通りも非常ににぎわっていて、お土産屋さんだったりまた多くの大使館が立ち並んでいました。
中でもアメリカ大使館は門の真横にあって、非常に大きくなかなかの存在感がありました。
理由があるのかわかりませんが門の近くであればあるほど連合国の大使館が多かったように思います。ベルリンを分割統治していたからですかね。
わかりません。
ドイツ料理
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ベルリン二日目にしてやっとドイツ料理にたどり着きました。
ドイツといえばやはりビール。
非常に飲みやすくおいしかったです。
料理も非常においしかったし、ビールに合うものが多かったように思います。
自分は豚肉をローストしたものを食べました。とてもおいしかったです。
友人はシュニッツェルというドイツ料理を食べていて、こちらも非常においしかったです。
ノルウェーに来てから外食をすることがほぼないに等しかったので、ちゃんとしたレストランに来るのは日本にいたときぶりで久しぶりでした。
ビールもご飯もとてもおいしかったです。
値段は大体3000円くらいですかね。
日本にいたら高いと感じる気がしなくもないですが、感覚が完全にバグっています。
まとめ
この度の最初の目的地、ベルリンは意図せず非常に勉強になる二日間になりました。
さすがドイツというか、やはり都会でした。
久しぶりにガソリン車のにおいがしましたし、高いビルも多かったです。
東京ほどではないけど、東京を少し思い出しました。
便利だし、観光地としても非常に面白い場所であるように感じました。
車はやはり日本車よりもドイツ車が多かったです。タクシーがほとんどすべてベンツだったのには驚きました笑。
一かいくらい乗ればよかったかなあ。
とても面白い町でした。人生の中で少なくとももう一度訪れたい町の一つだなと感じました。
長くなりましたが読んでいただきありがとうございます!
次回はチェコの首都プラハでの様子を書きたいと思います。
では、また次回。